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分類: 調査・研究

情報源: PR TIMES

配信企業: 日本電気株式会社

配信日時: 2026年4月17日 11:00

参考リンク: 公式サイトを見る

提供元タグ: DX / AI / デジタル / デジタルエシックス / 企業 / ビジネス / 事業変革 / 組織 / 人材 / 文化


 日本電気株式会社(本社:東京都港区、取締役 代表執行役社長 兼 CEO:森田 隆之、以下 NEC)は、調査レポート「DXの最新動向と変化を読み解く実態調査 2026」を、本日2026年4月17日(金)に公開しました。

 NECでは、日本企業および各種組織のDXが持続可能な変革として社会に定着することを目指して、DXの取り組み状況を経年で調査・分析して、2023年以降毎年レポートとして発表しています。本年は、DXの本質とは何か?という点や、さらにトランスフォーメーション(変革)を実現して成長していくために必要な要素を、日本のDX担当者200名へのアンケート調査と分析および有識者インタビューを通じて明らかにしていきます。


■本調査の意義

 直近のビジネスシーンにおいて、DXは「システム導入」のフェーズを終え、「いかに経営戦略として実行し、新たな価値・成果を創出するか」が問われています。本レポートでは、定型業務の自動化といった「守りのDX(効率化)」が企業に定着したリアルな実態をデータで示すとともに、難易度の高い「攻めのDX(事業変革)」へ移行するための組織構造や、実戦的なAI活用のあり方を明らかにしました。

■調査結果サマリー

1. DX推進は「質」のフェーズへ。進捗ゼロ企業は消滅するも、取り組みの中心は「効率化」

 昨年度と比較し、DXの進捗について「まったく進捗しなかった」企業は0.0%となり、企業全体で取り組みの底上げが確認されました。「業務効率化」のためのデジタル化は75.5%が実行されている一方で、「事業変革(トランスフォーメーション)」は45.0%に留まっています。企業の重点としても、「業務効率化」が54.0%に対し、「事業変革」は19.5%と、リソースの投入に偏りがある実態が浮かび上がりました。DXの真の目的である「事業変革」へ戦略的にシフトさせることで、飛躍的な企業成長の機会が生まれる可能性を秘めています。

2. 事業変革を阻む「組織の壁」。突破口は「BTC人材の三位一体」と「一体改革」  

 事業変革推進における課題の1位は「DX推進のための人材不足(76.5%)」ですが、その背景には既存事業部門の抵抗や協力不足、縦割り組織の壁があります。解決の鍵として、ビジネス(B)、テクノロジー(T)、クリエイティブ(C)の3つの視点を持つ人材が偏りなく連携する「三位一体」の組織体制が求められており、97.0%の企業がその必要性を実感しています。さらに、「組織・人材の設計」「組織文化の改革」「ビジネスモデルの再設計」を一体として進める構造改革が不可欠です。95.5%の企業がその必要性を実感しています。

3. 「AIエージェント」が変革の触媒に。導入企業のDX成果実感度は未導入の約2倍      

 AIエージェントの導入・検討は非製造業を中心に進んでおり(導入・検討計77.8%)、既に導入している企業は、未導入企業に比べてDXの成果実感度が約2倍高いことがわかりました。特に、「データ分析に基づく顧客体験の向上」や「新商品・新サービスの開発」など、AIが単なる効率化を超え、ビジネスの変革スピードを加速させる「触媒」となり得る可能性を示唆しています。

4. 有識者による解説・提言を収録   

 本レポートでは、データ分析に加え、NECのDX関連ブランドのマーケティングチームによる解説と考察、有識者へのインタビューを通じて日本社会がDXを本質的に進めるための示唆を提供しています。

●レポート内の有識者インタビュー

「クリエイティブファースト」が導く日本企業の新たなDX戦略 / 安田洋祐氏(経済学者/政策研究大学院大学 教授)

 効率化で生まれた余力を「価値創出」へ転換する「クリエイティブ部門」の新設と、多様性を活かす「クリエイティブファースト」の組織デザインを提言。

日本企業のDXを前に進めるためには ―BTC人材から考える組織のあり方と事業変革の未来 / 井上一鷹氏(株式会社Sun Asterisk Business Designer C&E Service Design Pros. General Manager)

 日本企業が抱えるDXの課題から「小さく試すこと」の重要性と、BTC人材の連携による意思決定プロセスのあり方を解説。

組織文化と問い・編集力・仕組みが事業変革を導く ―日本型DXの本質と展望 / 池永寛明氏(社会文化研究家/株式会社池永ラボ 代表取締役/一般社団法人データビリティコンソーシアム 事務局長)

 問い・編集力・仕組みという視点から、日本型DXの課題と真の事業変革実現の道筋を読み解く。

AI時代の価値観はどう変わるのか ―若い世代の変化から読み解く、社会と企業の関係 / 三宅香帆氏(文芸評論家/京都市立芸術大学非常勤講師)

AIの浸透によって変化する消費行動や、そこから見える個人と企業の関係性の変化について解説。


■調査概要

  • 調査手法:アンケート(インターネット調査)対象地域:日本全国

  • 対象者:日本国内に本社または主要拠点を置く、売上高300億円以上の企業に属し、

  • 自社のDXに関与した経験がある課長職以上

  • サンプル数:200s

  • 調査時期:2025年10月〜2025年11月

  • 補足:集計結果(%)の四捨五入により、単一回答設問(%)の合計が100%にならない場合があります。

  • 調査主体:日本電気株式会社

本調査結果のレポートは、Webサイトにて公開しています。

調査結果に関するお問い合わせ先
NEC BluStellarブランドマネジメントグループ 担当: 吉見、鈴木、若山、権田
E-mail:blustellar@pr.jp.nec.com  

分類: 調査・研究

情報源: PR TIMES

配信企業: 株式会社UMIAILE

配信日時: 2026年4月14日 10:00

参考リンク: 公式サイトを見る

提供元タグ: USV / 防衛装備庁 / 防衛省 / 海洋監視 / ASV / 群制御 / ドローン / デュアルユース / 潜水艦 / 監視


 株式会社UMIAILE(本社:東京都墨田区、代表取締役CEO:板井亮佑、以下「当社」)は、防衛イノベーション科学技術研究所(DISTI)の「実証型ブレークスルー研究」テーマの一つとして実施される「海洋監視制御システムの研究」(以下「本事業」)に参画していることをお知らせします。本事業は、同研究の契約主体である一般財団法人ニューメディア開発協会をはじめとする各専門領域に独自の強みを持つ11社のコンソーシアムで連携して推進され、当社は 自律航行型無人水上艇(以下「USV」)群システムに関する設計・開発および技術実証 を担当します。

■研究概要

「防衛技術シンポジウム2025」(防衛装備庁)(https://www.mod.go.jp/atla/research/ats2025/pdf_oral_matl/1111_1120_s04.pdf)を加工して作成

■役割分担

 本事業は、以下の体制にて実施されます。各専門領域に独自の強みを持つ多様な企業・機関が結集し、それぞれの得意分野を統合することで、各個社技術の延長に留まらない革新的な海洋監視制御システムの構築を目指します。

<事業管理機関>

  • 一般財団法人ニューメディア開発協会

<参画企業(順不同)

  • 株式会社UMIAILE

  • 株式会社ブルーオーシャン研究所

  • 日本電気株式会社

  • スターライト工業株式会社

  • 株式会社ライトハウス

  • 株式会社環境シミュレーション研究所

  • フュージョン有限会社

  • 株式会社クレアリンクテクノロジー

  • エコモット株式会社

  • 他1社

本コンソーシアムにおいて当社は、海上で自律航行するUSVの設計・実装・実海域試験を中心に技術提供を行い、本研究の中核要素であるUSV群制御システムの実現に貢献します。


■UMIAILEの取り組み

 当社は2025年の創業以来、海洋ロボティクス・スタートアップとして「高度0mの人工衛星」というコンセプトのもと、水中翼による独自の姿勢制御技術をコアとした小型無人ボート「UMIAILE ASV」を開発し、リアルタイムかつ大規模な海洋データ収集による “海の見える化” に挑戦してきました。

 本事業では、これまで培ってきたUSV技術およびデジタル海洋モデリングの知見を活かし、海洋安全保障領域における新たな監視インフラの実現に取り組みます。

 また、本事業で実証された技術については、環境調査、海洋インフラ点検、防災・減災などの民生分野への展開も検討してまいります。UMIAILEは今後も、海洋と社会をつなぐ基盤技術の創出を通じ、日本の海洋安全保障および海洋産業の発展に寄与してまいります。


■本事業について(防衛装備庁 公表情報)

品目:海洋監視制御システムの研究

契約日:2025年3月31日

契約相手方:一般財団法人ニューメディア開発協会

契約額:2,480,500,000円


■会社概要

社名:株式会社UMIAILE

所在地:東京都墨田区

代表者:代表取締役CEO 板井亮佑

事業内容:自律型海洋ロボティクスの研究開発およびソリューション提供

設立:2025年1月

コーポレートサイトhttps://umiaile.com/

分類: 調査・研究

情報源: PR TIMES

配信企業: 株式会社Spectee

配信日時: 2026年4月13日 15:10

提供元タグ: AI / スタートアップ / サプライチェーン / DX / ホルムズ海峡 / 製造業 / SaaS / イベント / IT / カンファレンス


製造業向けにサプライチェーンリスク管理サービスを提供する株式会社Spectee(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:村上建治郎、以下「Spectee」)は、ホルムズ海峡の事実上封鎖が日本の製造業サプライチェーンに与える多層的な影響を独自に分析・整理したホワイトペーパー「ホルムズ海峡封鎖が日本の製造業に与える影響とは―地政学リスクから読み取る製造業サプライチェーンのレジリエンス戦略」を無料公開いたしました。(※尚、本レポートは4月5日時点で作成されたものです。その後の変化を反映していない場合がございます。)

■ ホワイトペーパー公開の背景

2026年2月28日の米国・イスラエルによるイラン攻撃を発端として、エネルギー供給の大動脈であるホルムズ海峡はイラン革命防衛隊による事実上の封鎖状態に置かれました。平常時1日約100隻が通航していた海峡は一時わずか数隻にまで激減し、世界中で混乱を招いています。

同4月8日に、米国とイランは2週間の停戦に合意、ホルムズ海峡の一時的な通航再開への道筋が示されましたが、海峡封鎖がもたらした供給網の断裂、エネルギー価格の高騰、そして化学原料の在庫逼迫は、停戦合意をもってしても即座には修復されない構造的な傷痕を日本の製造業に残しています。(※4月11日~12日に行われた両国の停戦協議は不調に終わったとの報道が出ており、4月12日17時時点で引き続き予断を許さない状況です。)

Specteeでは、日本の製造業は、今こそ構造的な変革を行い、危機に対するレジリエンスを高める必要があると考えております。

■ ホワイトペーパーの概要

本ホワイトペーパーは、Specteeのサプライチェーン・リスク分析チームが、様々なレポートやニュース記事、各種公開情報等をもとに独自の視点で整理・考察したものです。

■ 主な掲載内容

1. エネルギーコストの直撃

定量的な分析から見る日本の構造的な課題

2. ナフサ問題——石油化学の「見えにくい急所」

ナフサ供給リスクを徹底解剖。ナフサ分解炉の「連産品構造」により、エチレン・プロピレン・ブタジエン・BTXの全製品ラインが同時に影響を受けるメカニズムを解説

3. アジア地域サプライチェーンへの波及

ホルムズ海峡を通過する原油の80%がアジア向けという現実。ASEAN・インドの脆弱性が日本の製造業に及ぼす間接経路を解説

4. 国際政治の最新動向

40か国以上が参加した英国主催の外相会合、35か国有志連合による共同声明、そして4月8日の米・イランの停戦合意まで、刻一刻と変化する外交情勢を時系列で整理

5. Specteeの提言:3つの構造改革

戦略備蓄のナフサ・化学品への拡張、JITを超えたサプライチェーンの冗長性設計、地政学リスクを「例外」から「定常変数」へ転換する新たなリスク管理フレームワークを提言

■ 株式会社Spectee代表取締役 CEO 村上建治郎のコメント

「(4月11日時点)米・イラン両国で停戦に向けた協議が開始されたのは事態収拾に向けた第一歩ではありますが、これで危機が終わったわけではありません。ホルムズ海峡封鎖は、日本がエネルギーだけでなく化学原料においても中東に深く依存しているという二重構造の脆弱性をまざまざと見せつけられた出来事です。本レポートが、日本の製造業におけるサプライチェーン・レジリエンスを改めて見直し、強靭化へのきっかけとなればと思っています。」

■ ダウンロードについて

本ホワイトペーパーは、Spectee公式サイトより無料でダウンロードいただけます。

ダウンロードURL: https://spectee.co.jp/documents/document9/

■ サプライチェーンの未来を考える日本最大級のサプライチェーン・カンファレンス「SFX’26」(4月24日・オンライン&リアル会場のハイブリッド開催)

不確実な時代にサプライチェーンはどうあるべきか。各界の有識者や企業経営者などが集結!

注目のセッション

1.競争優位を確立する戦略的サプライチェーン強靭化

未来調達研究所株式会社 坂口 孝則氏

2.不確実な時代を乗り切る AI&データ主導のサプライチェーンマネジメント

東芝株式会社 村上 圭吾氏

3.経営視点で考える、「サプライチェーン強靭化」の未来像

元ジェイテクト代表取締役 松本 巧氏

4.サプライチェーン・レジリエンスの本質

ローランド・ベルガー 小野塚 征志氏

▼参加申し込みはこちら(当日お時間のない方も事前登録でアーカイブ配信をご視聴いただけます)

https://supplychain-x.com/

■ 株式会社Specteeについて

Specteeは「危機を可視化する」をミッションに、AIを活用したサプライチェーン・リスク管理ソリューションを提供するテクノロジー企業です。SNS・ニュース・衛星画像など多様なデータソースをリアルタイムに解析するとともに、見えないサプライチェーンの全体像を可視化、自然災害や地政学リスク等がサプライチェーンに与える影響を即座に検知・分析します。国内外の製造業・物流・金融機関等、幅広い業種のお客様にご利用いただいています。

<会社概要>

本社:〒102-0076 東京都千代田区五番町 12-3 五番町YSビル

代表者:代表取締役 CEO 村上 建治郎

公式サイト:https://spectee.co.jp

分類: 調査・研究

情報源: PR TIMES

配信企業: セイスイ工業株式会社

配信日時: 2026年4月10日 13:00

参考リンク: 公式サイトを見る

提供元タグ: 仮設水処理 / 排水処理 / 汚泥処理 / インフラ / メンテナンス / 下水道 / 全国特別重点調査 / 補修工事 / 更新工事


 水処理・汚泥処理のエキスパートである、セイスイ工業株式会社(本社:千葉市若葉区、代表取締役:井本謙一、以下 セイスイ工業、https://seisui-kk.com )は、下水道の更新・改築に関連する業務に携わっている自治体職員104名を対象に、下水道管路「全国特別重点調査」後の自治体対応調査を実施しましたので、お知らせいたします。

  • 01|自治体職員の7割以上が、下水道管の補修・更新工事期間中の排水処理対応に課題を感じていると回答

  • 02|補修・更新への移行が進まない理由、「対策箇所の優先順位付けが難しい」が52.0%で最多

  • 03|仮設水処理プラントの活用、47.1%が「業者選定・見積もり取得段階」または「既に活用中」

■調査概要

  • 調査名称:下水道管路「全国特別重点調査」後の自治体対応調査

  • 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査

  • 調査期間:2026年3月30日〜同年2026年4月3日

  • 有効回答:下水道の更新・改築に関連する業務に携わっている自治体職員104名

※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。

≪利用条件≫

1 情報の出典元として「セイスイ工業株式会社」の名前を明記してください。

2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。

URL:https://seisui-kk.com/

■約半数が、下水道管「全国特別重点調査」を完了

「Q1. あなたの自治体では、国土交通省が自治体へ要請した下水道管の「全国特別重点調査」に対応済みですか。」(n=104)と質問したところ、「調査が完了し、現在結果を分析している」が32.7%、「調査を実施中である」が23.1%という回答となりました。

  • 調査が完了し、結果の分析も終わっている:16.3%

  • 調査が完了し、現在結果を分析している:32.7%

  • 調査を実施中である:23.1%

  • 調査にまだ着手できていない:11.5%

  • 自治体の管轄内に該当する管路がない:2.9%

  • わからない/答えられない:13.5%

■調査完了自治体のうち、補修・更新計画「策定済み」は35.3%にとどまる

「Q2. Q1で「調査が完了し、結果の分析も終わっている」「調査が完了し、現在結果を分析している」と回答した方にお聞きします。あなたの自治体では、「全国特別重点調査」の結果を受けて、補修・更新が必要と判断された管路への対策計画はどの程度進んでいますか。」(n=51)と質問したところ、「具体的な補修・更新計画を策定済みである」が35.3%、「計画策定に着手しているが、まだ確定していない」が52.9%という回答となりました。

  • 具体的な補修・更新計画を策定済みである:35.3%

  • 計画策定に着手しているが、まだ確定していない:52.9%

  • 調査結果の分析段階で、計画策定には至っていない:9.8%

  • 補修・更新が必要な管路はなかった:0.0%

  • わからない/答えられない:2.0%

■補修・更新が進まない理由、「対策箇所の優先順位付けが難しいから」が52.0%でトップ

「Q3. Q2で 「具体的な補修・更新計画を策定済みである」「計画策定に着手しているが、まだ確定していない」「調査結果の分析段階で、計画策定には至っていない」と回答した方にお聞きします。補修・更新への移行が進んでいない理由を教えてください。(複数回答)」(n=50)と質問したところ、「対策箇所の優先順位付けが難しいから」が52.0%、「工事中の排水処理の代替手段が確保できていないから」が44.0%、「補修・更新工事の予算が確保できていないから」が36.0%という回答となりました。

  • 対策箇所の優先順位付けが難しいから:52.0%

  • 工事中の排水処理の代替手段が確保できていないから:44.0%

  • 補修・更新工事の予算が確保できていないから:36.0%

  • 補修・更新工事を担う業者の確保が難しいから:32.0%

  • 技術職員が不足しているから:24.0%

  • 工事に伴う道路規制等の住民調整に時間がかかるから:20.0%

  • 国や県からの補助金・財政支援の見通しが立たないから:4.0%

  • その他:2.0%

     ー 予算化し令和8年度より補修、更新工事に着手する

  • わからない/答えられない:0.0%

■半数以上が、工事中の排水処理に「仮設水処理プラントなど外部設備のレンタル・委託」を予定

「Q4. Q2で「補修・更新が必要な管路はなかった」「わからない/答えられない」以外を回答した方にお聞きします。あなたの自治体では、下水道管の補修・更新工事を実施する際に、工事中の排水処理をどのように対応する予定ですか。」(n=50)と質問したところ、「仮設水処理プラントなど外部の設備をレンタル・委託する予定である」が52.0%、「自治体が保有する既存設備で対応する予定である」が30.0%という回答となりました。

  • 仮設水処理プラントなど外部の設備をレンタル・委託する予定である:52.0%

  • 自治体が保有する既存設備で対応する予定である:30.0%

  • 他の自治体や処理場との連携で対応する予定である:14.0%

  • その他:2.0%

  • 対応方法はまだ決まっていない:2.0%

  • わからない/答えられない:0.0%

■7割以上が、下水道管の補修・更新工事期間中の排水処理対応に「課題がある」と回答

「Q5. あなたは、下水道管の補修・更新工事期間中の排水処理対応において、課題があると思いますか。」(n=104)と質問したところ、「非常にそう思う」が40.4%、「ややそう思う」が30.8%という回答となりました。

  • 非常にそう思う:40.4%

  • ややそう思う:30.8%

  • あまりそう思わない:21.2%

  • 全くそう思わない:1.9%

  • わからない/答えられない:5.8%

■排水処理対応の課題、「処理能力の維持」「設置場所確保」「導入コスト」が約半数で上位に並ぶ

「Q6. Q5で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方にお聞きします。工事期間中の排水処理対応で課題だと思う点を教えてください。(複数回答)」(n=74)と質問したところ、「工事期間中の処理能力の維持が難しいこと」が51.4%、「仮設処理設備の設置場所の確保が難しいこと」が50.0%、「仮設処理設備の導入コストが高いこと」が50.0%という回答となりました。

  • 工事期間中の処理能力の維持が難しいこと:51.4%

  • 仮設処理設備の設置場所の確保が難しいこと:50.0%

  • 仮設処理設備の導入コストが高いこと:50.0%

  • 住民への下水道利用制限の周知が難しいこと:47.3%

  • 工事計画と排水処理計画の調整が複雑なこと:36.5%

  • 対応できる専門業者の情報が不足していること:31.1%

  • 硫化水素などの安全対策が必要なこと:20.3%

  • その他:1.4%

     ー リダンダンシーの確保が困難な路線が存在し、対応に苦慮しているから

  • わからない/答えられない:0.0%

■「水を止める時間が長いほど住民理解が難しい」「大雨時の処理能力超過リスク」などの声も

「Q7. Q6で「わからない/答えられない」以外を回答した方にお聞きします。Q6で回答した以外に、工事期間中の排水処理対応で課題だと思う点があれば、自由に教えてください。」(n=74)と質問したところ、42の回答を得ることができました。

<自由回答・一部抜粋>

  • 水を止める時間が長ければ長いほど理解を得ることが難しい。

  • 大雨や地下水が噴出した場合、排水処理能力を超えてしまうリスクがあり課題。

  • 老朽化しているかどうかの見定め。

  • 工期が不測の事態によって、延期すること。

  • 処理場に直結している路線の対応ができないから。

■外部委託先を選定する基準、「仮設水処理プラントの処理能力・スペック」が49.0%で最多

「Q8. あなたの自治体では、下水道管の補修・更新工事で排水処理を外部に委託する際、委託先をどのような基準で選定していますか。(複数回答)」(n=104)と質問したところ、「仮設水処理プラントの処理能力・スペックが十分なこと」が49.0%、「緊急時にも迅速に対応できる体制があること」が40.4%、「工事期間中の運転管理まで一括で対応できること」が35.6%という回答となりました。

  • 仮設水処理プラントの処理能力・スペックが十分なこと:49.0%

  • 緊急時にも迅速に対応できる体制があること:40.4%

  • 工事期間中の運転管理まで一括で対応できること:35.6%

  • コストが予算内に収まること:33.7%

  • 同規模の自治体での施工実績があること:31.7%

  • 環境基準を確実にクリアできる技術力があること:13.5%

  • その他:0.0%

  • 選定基準が明確に定まっていない:0.0%

  • わからない/答えられない:11.5%

■47.1%が、仮設水処理プラントの活用について「業者選定・見積もり段階」または「既に活用中」と回答

「Q9. あなたの自治体では、今後の下水道管の補修・更新工事に向けて、仮設水処理プラントの活用をどの段階まで検討していますか。」(n=104)と質問したところ、「すでに活用しており、今後も継続する予定である」が11.5%、「具体的な業者選定や見積もり取得の段階にある」が35.6%という回答となりました。

  • すでに活用しており、今後も継続する予定である:11.5%

  • 具体的な業者選定や見積もり取得の段階にある:35.6%

  • 庁内で活用の可否を検討している段階である:25.0%

  • 関心はあるが、具体的な検討には至っていない:10.6%

  • 活用する予定はない:1.0%

  • わからない/答えられない:16.3%

■「活用すべきかを判断する材料がまだまだ不足している」「騒音や振動、異臭など、排水処理施設から発生する環境負荷による住民問題」などの声も

「Q10. Q9で「活用する予定はない」「わからない/答えられない」以外を回答した方にお聞きします。Q9でお答えいただいた検討状況について、その背景や理由、知りたい情報・不安な点など、詳しい状況を自由にお書きください。」(n=86)と質問したところ、44の回答を得ることができました。

<自由回答・一部抜粋>

  • 活用すべきかを判断する材料がまだまだ不足している。

  • 騒音や振動、異臭など、排水処理施設から発生する環境負荷による住民問題。

  • 部材不足と資材価格の高騰。

  • 排水量がとてつもなく多いため仮設にどのくらいの費用がかかるのか不安。

  • 費用対効果を重視し、総合的な判断。

■まとめ

今回は、下水道の更新・改築に関連する業務に携わっている自治体職員104名を対象に下水道管路「全国特別重点調査」後の自治体対応調査を実施しました。

まず、国土交通省が要請した下水道管の「全国特別重点調査」への対応状況について、「調査完了」と回答した自治体は49.0%となりました。調査完了自治体のうち、補修・更新計画を「策定済み」は35.3%にとどまり、52.9%が「着手しているが未確定」という結果に。移行が進まない理由としては、「対策箇所の優先順位付けが難しい」(52.0%)や「工事中の排水処理の代替手段が確保できていない」(44.0%)が上位に挙がりました。工事中の排水処理方法は「仮設水処理プラントなど外部設備のレンタル・委託」が52.0%で最多となり、排水処理対応に「課題がある」と感じている職員は71.2%にのぼります。具体的な課題としては、「処理能力の維持が難しい」(51.4%)や「設置場所の確保が難しい」(50.0%)、「仮設処理設備の導入コストが高い」(50.0%)が上位に並びました。外部委託先の選定基準では「処理能力・スペックが十分なこと」(49.0%)と「緊急時に迅速対応できる体制」(40.4%)が重視されており、仮設水処理プラントの活用については、47.1%が「業者選定・見積もり段階」または「既に活用中」と回答しました。

今回の調査では、下水道管の老朽化対策が調査フェーズから補修・更新フェーズへと移行する中で、多くの自治体が計画策定や実行体制の構築に苦慮している実態が明らかになりました。全国的にインフラの老朽化が深刻化する今、工事期間中の排水処理をいかに安定的に確保するかは喫緊の課題です。限られた人員と予算の中で迅速かつ確実に対応を進めるためには、豊富な施工実績と技術力を備えた専門業者による仮設水処理プラントの活用が、有効な選択肢となるのではないでしょうか。

■セイスイ工業なら、下水処理場や各種工場、土木現場や災害現場などの様々な難しい排水や汚泥を処理可能

全国2,650件の豊富な実績レンタル用水処理機器を利用した仮設水処理プラントで解決

他社ではできない排水処理・汚泥処理、2,650件の豊富な実績に基づく技術力で解決します。本設でも使用されている水処理機器を組み合わせた仮設水処理プラントをレンタルしています。工場や土木工事現場、下水処理場、発電所の排水・汚泥処理施設のメンテナンス時や機器トラブル時の代替処理、災害復旧など様々なご要望に対応します。

排水や汚泥の処理、水処理機器の補修や点検、トラブル時に、こんなお困りごとはありませんか?

  • 大量の廃水や汚泥の処理に困っている

  • 処理方法を模索したが適切な方法がわからない

  • 排水や汚泥処理のコストを下げたい

セイスイ工業なら、下水処理場や各種工場、土木現場や災害現場などの様々な難しい排水や汚泥を処理します。

■会社概要

会社名:セイスイ工業株式会社

設立:1974年4月

代表取締役:井本 謙一

所在地:千葉県千葉市若葉区上泉町424-18 ちばリサーチパーク内

事業内容:

  • 排水、汚泥処理のプランニング

  • 排水、汚泥処理プラントのレンタル

  • デカンタ型遠心分離機のレンタル

  • 各種水処理機器のレンタル

  • 【NETIS】土木泥水再利用システム(震災対応)

  • 【NETIS】汚染土壌分級システム(震災対応)

  • 株式会社IHI ビジネスパートナー

URL:https://seisui-kk.com

分類: 調査・研究

情報源: PR TIMES

配信企業: 株式会社フューチャースタンダード

配信日時: 2026年4月8日 10:10

参考リンク: 公式サイトを見る

提供元タグ: 映像解析 / フューチャースタンダード / VLM / 視覚言語モデル / 生成AI / 自律巡回AI / AIエージェント / 製造業DX / スマートファクトリー


映像解析AIソリューションを提供する株式会社フューチャースタンダード(本社:東京都台東区、代表取締役:岡 寛)は、2026年4月8日(水)から4月10日(金)までポートメッセなごやで開催される製造業に特化した専門展「第11回ものづくりワールド 名古屋」において、次世代自律巡回AIエージェント「Smart Rounds(スマート・ラウンズ)」のプロトタイプを初公開することをお知らせいたします。

■ 開発の背景:監視から「自律的な巡回」への転換

現在、多くの製造現場や物流拠点では、安全性向上や防犯のために多数のカメラが設置されています。しかし、その多くは「録画するだけ」に留まっており、異常の早期発見や現場のリアルタイムな状況把握は、依然として人の目による巡回やモニター監視に依存しています。

「Smart Rounds」は、最新のVLM(Vision Language Model:視覚言語モデル)技術を活用することで、既存のカメラシステムを「自律して現場を監視・判断するAIエージェント」へと進化させます。これにより、自動車産業をはじめとする大規模な製造ラインや複雑な物流拠点における、安全管理の自動化と省人化を実現します。


■ 「Smart Rounds」の3つの特長

「言葉」で指示できる柔軟な解析(VLM技術)
「人が倒れているか?」「ヘルメットを着用しているか?」「フォークリフトの走行ルート上に障害物はないか?」など、日常的な言葉(プロンプト)でAIにチェック項目を指示できます。従来の物体検知AIでは難しかった「文脈の理解」に基づいた高度な判断が可能です。

既存カメラを無駄にしない共存型AIシステム

現在稼働中のIPカメラや録画機(NVR)をそのまま活用し、ネットワーク内に「Smart Rounds(エッジPC)」を追加するだけで導入が完了します。大規模な配線工事やカメラの買い替えは一切不要です。既存システムと完全に「共存」することを前提に設計されており、現在の運用を止めることなく、最小限の投資で現場をスマート化します。

24時間「思考」し自律巡回。現場への即時警告から改善提案まで完結

AIが24時間一定間隔(例:5分に1回)で全カメラを巡回。異常検知時は「現場写真+状況説明」を解析します。メール送信やダッシュボードでのアラート表示およびパトランプとの連携も可能となっており、現場へダイレクトに警告を発します。さらに、日々の巡回結果を自動で集計・分析し、「いつ・どこで・何の異常が多いか」をグラフ化。現場の「気づき」をデータ化することで、人員配置の最適化や安全教育の根拠など、具体的な現場改善を強力に支援します。

【管理画面サンプル】


【プロンプト設定サンプル】

■ 本システムが解決できる具体的な課題(ユースケース)

Smart Roundsは、指示(プロンプト)を書き換えるだけで、業界特有の複雑な事象を即座に認識します。製造・物流・小売など、あらゆる現場の「安全管理」「業務効率化」「防犯」をカバーします。

製造現場: 転倒や侵入検知による労働災害の防止

物流・倉庫: 荷崩れ予兆や不適切な積載の早期発見

小売・流通: レジ混雑緩和や店舗トラブルの可視化

■ 展示会出展概要

「ものづくりワールド 名古屋」内の[特別展示コーナー:NextStage]にて、実際のカメラ映像を用いたデモンストレーションを実施いたします。

会期:2026年4月8日(水)〜4月10日(金) 10:00〜17:00

会場:ポートメッセなごや

ブース番号:[9-52]

展示内容:Smart Rounds プロトタイプによるリアルタイム検知デモ

【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社フューチャースタンダード
問い合わせフォーム:https://www.scorer.jp/contact/pr

分類: 調査・研究

情報源: PR TIMES

配信企業: ビズキューブ・コンサルティング株式会社

配信日時: 2026年4月7日 15:30

参考リンク: 公式サイトを見る

提供元タグ: クラウド / SaaS / 設備保全 / 営業効率化 / 業務代行 / 資源有効利用促進法 / 法改正 / 市場調査 / レポート / 予防保全


設備の長期修繕マネジメントサービス「LC-Cube(エルシーキューブ)」を提供するビズキューブ・コンサルティング株式会社は、設備機器の製造・販売、施工・工事、保守・メンテナンスサービス、商社・代理店に携わる営業・経営管理層228名を対象に「設備の長寿命化に関する取組み実態と今後の展望」に関する調査を実施しました。

設備長寿命化に関する取組実態と今後の展望実態調査

調査概要

調査期間:2026年2月24日 ~ 2026年3月2日

調査方法:インターネットアンケート

調査対象:設備機器の製造・販売、施工・工事、保守・メンテナンスサービス、商社・代理店に携わる営業・経営管理層

有効回答数:228名

調査実施:ビズキューブ・コンサルティング株式会社

調査結果サマリー

今回の調査では、設備メーカー・エンジニアリング各社の長寿命化への取り組みが、依然として「定期点検」の枠を大きく超えられていない実態が明らかになりました。遠隔監視・IoTの導入は進んでいるものの、そのデータを顧客への提案に活用できている企業はごく一部にとどまっています。

また、顧客が修繕か入れ替えかを判断するために必要な「将来のコスト予測・シミュレーション」を提示できていない企業が7割以上。業界全体として、顧客に「判断できる材料」を渡しきれていない構造的な課題が浮かび上がりました。

加えて、2026年4月施行の改正資源有効利用促進法について「知らなかった」が32.9%、「知っているが未着手」が21.9%と、対応に動けていない企業が全体の半数を超えており、業界全体での取り組み加速が急務となっています。

調査背景

日本の産業・社会インフラを支える設備機器は、老朽化と技術者不足が同時進行する「2つの危機」に直面しています。高度経済成長期から1990年代にかけて大量導入された設備が更新期を迎えるなか、担い手となる保全技術者の高齢化・減少が加速しています。

また、2026年4月施行の改正資源有効利用促進法では、設備製品の長寿命化への対応が求められており、サプライチェーン全体での対応強化が急務となっています。

このような背景のもと、設備メーカー・エンジニアリング会社の長寿命化に対する取組み実態を明らかにし、業界関係者が自社のポジションを客観的に把握できるようにすることを目的として本調査を実施しました。

調査結果詳細

設備の長期修繕への取り組み強化方針 – 貴社では設備の長期修繕への取組み強化を方針に掲げていますか?

長期修繕への取り組みを「方針に掲げている」が5割──しかし現場の実態は?

設備の長期修繕への取り組み強化を「会社の方針として掲げている」企業は23.7%、「部署の方針として掲げている」企業は28.1%と、合計で約52%の企業が何らかの形で方針として打ち出しています。一方で「長期修繕の取り組みはしていない」と回答した企業も25.4%にのぼりました。

方針を掲げている企業が半数を超える一方、後続の設問を見ると、その方針が実際の顧客提案や現場活動に落とし込まれているかどうかは別問題であることが見えてきます。言葉として「長寿命化」を掲げながら、実態として定期点検の域を出ていない企業が少なくない実情が、この後の設問結果から浮かび上がります。

長期修繕のアフターサービス – 設備の故障防止や長寿命化などの長期修繕において、定期点検以外で、お客様へ提案しているサービスを教えてください。(複数選択可)

3社に1社は「定期点検以外の提案なし」──事後保全が依然として主流

設備の故障防止や長寿命化のために定期点検以外で顧客に提案しているサービスを尋ねたところ、「定期点検以外は特にしていない」と回答した企業が約28%(63社)にのぼりました。定期点検契約を結んでいない顧客に対しては、故障が起きて初めて対応する「事後保全(ブレイクメンテナンス)」が主流となっているとみられます。

何らかの提案をしている企業においては、「遠隔監視・IoT活用の提案」が約33%で最多となり、次いで「予知保全(状態監視に基づく部品交換)の提案」が約30%、「長期修繕計画の策定支援」が約25%と続きました。

一定数の企業がより高度なサービス提案に取り組んでいる実態も見られますが、業界全体としてはまだ定期点検への依存が根強い状況です。

長期修繕の判断材料提示について – お客様に納得して貰うために、どのような判断材料を提示していますか(複数選択可)

遠隔監視は拡大、しかし「予防保全の提案」には未着手──データを取るだけで終わっている実態

前述の設問、定期点検以外のサービスとして最も多く挙がった「遠隔監視・IoT活用の提案」(約33%)ですが、その監視データを顧客への判断材料として活用できているかというと、実態は大きく異なります。「遠隔監視・センサーデータに基づく劣化診断」を顧客への判断材料として提示している企業は、全回答企業のうち約21%にとどまりました。

遠隔監視を「提案している」と答えた企業が3割を超える一方で、そのデータを予防保全の具体的な提案につなげられている企業は2割にすぎません。設備の状態を「見ている」だけで、そこから一歩踏み込んで「いつ・何を・なぜ直すべきか」を顧客に示せていない企業が大多数という実態が浮き彫りになりました。

顧客への判断材料は「過去の記録」止まり──将来予測を提示できている企業は少数

顧客に提示している判断材料を尋ねると、「過去の修繕記録・故障履歴データ」が約31%で最多となりました。次いで「長期修繕計画に基づくライフサイクルコスト試算」が約29%、「部品供給可能期間・保守対応期限の情報」が約29%と続きます。

ここで注目すべきは、上位に並ぶ判断材料の多くが「過去の実績」や「部品の期限情報」といった受動的な情報にとどまっているという点です。顧客が本当に必要としているのは、「修繕すべきか、入れ替えるべきか」を自ら判断できる材料です。

そのためには、現在の稼働状況から将来を見通した「延命化と入替のコスト比較シミュレーション」や「LCC試算」が不可欠ですが、これらを提示できている企業はいずれも3割を下回っています。

過去の情報は渡せていても、顧客が未来の意思決定を行うための情報を提供できている企業はまだ少ない。これが今回の調査で見えた、業界の現在地です。

長期修繕マネジメント重点事項 – 長期修繕マネジメントを強化するに当たり、注力すべき重点事項を3つ教えてください(複数選択可)

長寿命化推進の壁──「技術者不足」と「顧客の無関心」が二重の障壁に

長期修繕マネジメントを強化するうえで注力すべき重点事項を尋ねたところ、「技術者のスキル向上・育成」が約51.8%で最多となりました。次いで「顧客へのコンサルティング力強化」47.4%、「メンテナンス組織・人員の拡充」46.1%、「協力会社との連携強化」44.7%が続きます。

これは定期点検作業を中心にしてきた現場が、長期修繕という高度な提案業務へシフトするにあたって、現場のスキルと体制が追いついていないことを示しています。

定期点検以外の長期修繕サービス推進課題 – 定期点検以外の長期修繕サービスを推進する上での課題は何ですか?(複数選択可)

一方、推進上の課題を尋ねた結果は、この重点事項とほぼ鏡像の関係になっています。「技術者・人員が不足している」が36.8%で最多となり、「顧客の長期修繕への理解・関心が低い」28.1%、「顧客の予算確保が難しい」27.2%が続きました。「スキルを上げなければ」と感じながらも「人が足りない」、「提案力を高めたい」と思いながらも「顧客の関心が低い」──自社体制と顧客側の両面で高い壁が立ちはだかっている構造が明確になりました。

26年4月法改正で設備の長寿命化要望への認知について-2026年4月から「改正資源有効利用促進法」で設備製品の長寿命化が求められることを知っていますか?

改正資源有効利用促進法「知らなかった」「知っているが動けていない」合わせると約5割

2026年4月から施行の改正資源有効利用促進法について認知状況を尋ねたところ、「法改正について知らなかった」が32.9%(75名)と最多でした。一方、「内容を知っており既に準備・対応中」はわずか10.5%(24名)にとどまりました。

注目すべきは「知らなかった」という数字だけではありません。「法改正の内容を知っているが、まだ対応に着手できていない」と答えた企業が21.9%存在しており、「知らなかった」との合計では全体の54.8%が実質的に対応できていない状況です。知識として認識していても、それを実際のアクションに落とし込めていない企業が多数存在するという実態は、業界全体の取り組みの遅れを端的に示しています。

現場の声(自由記述より抜粋)

現場はメンテナンスの必要性を感じているが、意思決定者が判断できる材料の提示が出来ていない。(営業・経営管理層)

過去の蓄積データが生かされていない。(営業・経営管理層)

クライアントの担当者が変わるたびに十分な引き継ぎがなされていないことが多く、メンテの必要性から説明しなくてはならないケースが多い。(営業・経営管理層)

新設工事と比較して地味な現場であり稼働中に作業が行われるので面倒も多く人材が集まらない・定着しにくい。(営業・経営管理層)

詳細な調査レポートについて

本調査の詳細な分析レポートをご用意しております。希望の方は、下記お問い合わせボタンよりご請求ください。

調査結果を受けての考察

今回の調査から、設備メーカー・エンジニアリング各社において長寿命化への取り組みが「定期点検」に過度に依存し、長期修繕マネジメントへの転換が進んでいない実態が明確になりました。

遠隔監視・IoT導入は増加していますが、データを活用した顧客への具体的な提案行動(予防保全の提案・LCC比較シミュレーション等)には繋がっておらず、「見ているだけ」の状態が常態化しています。

本来あるべき姿として認識されている「長期修繕マネジメント(顧客に判断材料を提示し、計画的な修繕を促す)」を実現するためには、以下の3点が喫緊の課題です。

(1)技術者の育成・体制強化

(2)顧客への啓蒙と付加価値訴求力の向上

(3)データ蓄積・活用基盤の整備

改正資源有効利用促進法の施行を機に、業界全体で「故障してから直す」から「故障しないように管理する」へのパラダイムシフトを加速させる必要があります。

LC-Cubeが考える設備保全あるべき姿:顧客が「納得して決断できる」情報提供

今後の設備業界において、単なる「点検の代行者」から脱却し「付加価値ある情報サービス提供」は必須であり、顧客の資産価値を最大化する「長期修繕マネジメントのパートナー」へ進化するためには、以下の3つの要素を兼ね備えた姿を目指すべきと考えます。

「いつ、何を、なぜ直すべきか」の可視化

IoTやAIで収集した「生データ」を渡すのではなく、それを「いつ故障リスクが高まるか」という具体的な予測情報に変換して提供すること。

「長期的なコストメリット」の定量的提示

目先の修繕費だけでなく、10年・20年スパンでのLCC(ライフサイクルコスト)を比較提示することで、顧客が予算を確保しやすい(社内を通しやすい)判断材料を提供すること。

属人性を排除した「仕組み」による営業体制

技術者不足という深刻な課題に対し、個人のスキルに頼るのではなく、保全計画や見積依頼を自動で生成できる「デジタル基盤」を活用し、少人数でも質の高い提案活動を継続できる体制を構築すること。

これらを実現することで、「壊れてから直す(事後保全)」という受け身の姿勢から、改正法にも対応した「計画的な長寿命化マネジメント(予防保全)」へのパラダイムシフトが可能となります。

今後の展望

法規制の強化や脱炭素経営の潮流を背景に、設備の長期修繕マネジメントへの社会的ニーズは今後さらに高まることが予想されます。IoT・AIの活用による状態監視と予知保全の組み合わせ、そして顧客への長期修繕計画の提案力強化が、設備業界における競争優位の源泉となる時代が到来しつつあります。

ビズキューブ・コンサルティング株式会社は、長期修繕マネジメント支援サービス「LC-Cube」を通じて、長期修繕マネジメントの実践を支援してまいります。今後も業界の実態調査を継続し、エビデンスに基づく課題解決提案を行ってまいります。

設備の長期修繕マネジメントサービス「LC-Cube」について

本調査では、長期修繕マネジメントの推進において「技術者・人員の不足」や「顧客の理解・関心の低さ」が主要な障壁として浮かび上がりました。

こうした業界課題に対応するため、ビズキューブ・コンサルティング株式会社は設備メーカー・エンジニアリング会社向けの長期修繕マネジメント支援サービス「LC-Cube」を提供しています。

LC-Cubeは、納品済み製品のメンテナンス活動を一元管理し、計画的な予防保全サービスを実現するクラウドシステムです。製品・部材のライフサイクルを管理し最適な保全タイミングを自動で把握できるほか、メンテナンス収入の予測値算出や保全計画表の自動生成により、少人数でも長期修繕マネジメント営業を始められる環境を提供しています。

「監視はしているが、提案に繋げられない」という今回の調査で明らかになった課題を、データと仕組みで解決するソリューションです。

また、「保全営業に人手を割けない」という企業向けには、専用システムとBPO(業務代行)を組み合わせた「LC-Cube BPaaS」も用意しており、業界特化の営業知見を活かし、既設顧客へのアプローチから見積依頼の獲得まで包括的にサポート可能です。

設備メーカー各社の状況に応じて、システムのみの導入から営業代行まで含めた支援まで、最適なソリューションをご提案します。

サービスサイト:https://lc-cube.com/

会社概要

  • 会社名:ビズキューブ・コンサルティング株式会社

  • 所在地:〒160-0023 東京都新宿区西新宿1-24-1 エステック情報ビル18F

本件に関するお問い合わせ

お問い合わせフォーム:https://willap.jp/p/dcube/lc_cube/

分類: 調査・研究

古河電気工業株式会社(本社:東京都千代田区大手町2丁目6番4号、代表取締役社長:森平英也、以下:古河電工)と国立大学法人東北大学大学院工学研究科 久田研究室(以下:久田研究室)は、道路標識や標示などの道路附属物の老朽化状況についての住民アンケート(以下、本調査)を、全都道府県7,050名を対象に実施しました。

調査の背景

道路標識や街路樹などの道路附属物は、日本全国で約1,000万本以上存在し、近年では老朽化にともなう倒壊事故も発生しています(別添の調査詳細資料に「近年の道路附属物の事故一覧」を記載)。今後、労働人口がさらに減少することが予想されるなか、標識などの道路附属物においても効率的なメンテナンス方法の確立が求められています。
古河電工と久田研究室は標識などの道路附属物の効率的なメンテナンス方法を共同で研究していますが、住民通報からメンテナンスすべき道路附属物が明らかになることも多いため、2024年から2回のアンケート調査を実施しました。

第1弾 2024年12月:道路附属物の老朽化に対する全都道府県の住民の認知状況等を調査
第2弾 2025年8月:第1弾調査で「修繕を必要とする道路附属物を目にする」との回答が特に多かった10県における全156市を対象に調査実施

第3弾となる今回は、第1弾と同様に全都道府県住民を対象にアンケートを実施し、1年間で道路附属物の老朽化に対する住民の認知状況等の変化を調査しました。

分類: 調査・研究

情報源: PR TIMES

配信企業: 株式会社旭テクノロジー

配信日時: 2026年4月7日 10:10

参考リンク: 公式サイトを見る

提供元タグ: ドローン 点検 / 画像解析 / 現場DX / DX / 検査業務 / 効率化 / 鉄道 / 検証 / 建物点検 / 点検


株式会社旭テクノロジー(本社:兵庫県姫路市、代表取締役:幸長 保之、以下「ATCL」)は、西日本旅客鉄道株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:倉坂 昇治)と駅施設の検査業務を効率化する検討を行いました。本検討では、駅舎屋根・外壁・跨線橋などを対象に、鉄道特有のルールを遵守した上で、ドローンの自動航行により同一ルート・同一角度で繰り返し撮影できる再現性の高い撮影と画像解析による劣化箇所の自動抽出の有効性を検証しました。

1.背景

駅舎や跨線橋、ホーム上屋、外壁・屋根といった駅施設の維持管理は、これまで人力による目視点検が中心でした。また、幅広いエリアで建物検査業務を実施するため、膨大な時間を要してデータを取得する必要があります。人の知識、経験による劣化度の判定にばらつきが生じており、データ整理の手間やシステム同士の連携にも課題がありました。

一方で、少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少による人材不足と設備の高経年化が進み、新技術を活用し生産性を向上させる仕組みづくりが急務となっています。


2.取り組み概要

本検証では、駅設備ごとの点検項目・判定基準を踏まえ、撮影条件を整理した上で、ドローンの自動航行により建物上空から屋根や壁面といった対象物を撮影し、画像解析を行うことにより劣化箇所を抽出する一連の手順を実施しました。あわせて、自動航行によるデータ収集が点検業務の効率化や同一ルート・同一角度での撮影再現性の確保に有効であるか、さらに画像解析に必要な品質を満たした画像が取得できているかを検証しました。

3.検証結果

ドローンの自動飛行と画像解析を組み合わせた手法が、駅施設の検査業務の効率化に有効であることを確認しました。現場条件を踏まえた運用下でも、撮影から画像解析までの一連の流れが途切れずに機能しました。

■ドローン自動航行の有効性

建物周辺の架空線や障害物との離隔距離を事前に確認し、その結果に基づいて適切な離隔を確保できる自動飛行ルートを設定しました。これにより、飛行中を通じて所定の安全距離を維持した自動航行が可能であることを確認しました。自動航行では毎回ほぼ同一のルート・位置から撮影できるため、パイロットの腕や経験に依存せずに同条件・同構図の画像を継続的に取得でき、経年比較の精度向上と再撮影の抑制による点検業務の効率化に寄与できると考えられます。

■画像解析の有効性

建物を対象とした錆の抽出において、既設の画像解析プログラムが有効に機能し、目視で確認される発錆箇所を概ね検出できることを確認しました。また、撮影画像が暗部を含む、あるいは発錆部と周辺部のコントラストが低く検出が困難なケースでも、コントラスト補正や輝度補正等の中間処理(画像前処理)を付加することで、錆の検出性が向上することを確認しました。

外壁のひび割れ検出において、画像解析によりひび割れを含む変状箇所を大まかに抽出できることを確認しました。さらに、抽出結果に対して追加の解析処理を行うことで、さらに明瞭に捉えることが可能であることを確認しました。これらを組み合わせることで、ひび割れの検出精度を向上させられることが示されました。

4.今後の取り組み

今回の検証では、建物検査業務の現地データ収集において、ドローンを活用することで一部代替でき、更にドローンで撮影した写真を画像解析により、劣化箇所を抽出できることを確認しました。今後は、現場・内業の効率化を図るため、安全性を担保したドローン撮影から画像解析、データマネジメントや既存システムとの連携などの仕組みを総合的に構築することを目指します。

■本件に関する問合せ先

本検証に関する最新の情報や、以下のお問い合わせ先までご連絡ください。

【本件に関するお問い合わせ先】

株式会社旭テクノロジー ドローン事業部 井上

電話番号:079-290-5691

E-mail:dms@atcl.co.jp

【会社概要】

会社名 :株式会社旭テクノロジー

所在地 :〒671-2224 兵庫県姫路市青山西4丁目4-1

代表者 :代表取締役 幸長保之

設立  :1984年9月18日

事業内容:発電所・プラントのメンテナンス、太陽光発電設備のEPC・O&M、蓄電設備運用、ドローンを活用したサービス開発、ドローンスクール運営等

会社HP:https://atcl.co.jp/

ドローン事業部HP:https://atcl-dsj.com/

※技術協力:アルビト株式会社

分類: 調査・研究

国立研究開発法人産業技術総合研究所(以下「産総研」という)は、PFAS対応を支援するプラットフォーム「PFAS Total Solutions(PFASOL)」を整備しました。

近年、欧州をはじめとする世界的なPFAS(ペルフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物)規制の強化を背景に、製品設計、製造、使用、排出、廃棄といったサプライチェーン全体でPFAS対応が求められるようになっています。一方で、PFASは化学構造や用途が極めて多様であり、どの物質が対象となるのか、どのような分析や評価が必要となるのかを判断することは容易ではありません。

産総研はこれまで、環境中の微量化学物質の分析や評価に関する研究開発を進める中で、PFASの分析技術や評価手法の高度化に取り組んできました。とりわけ、複雑なマトリクスを含む環境試料を対象とした分析技術など、多様な分析手法を蓄積してきました。そしてこのたび、産総研の有するPFASに関する知見や技術を基に、企業等からの相談に応え、技術的な連携を進めるプラットフォームとしてPFASOLを整備しました。

PFASOLは、産総研の研究者ネットワークと連携しながら企業等のPFAS対応を支援します。産総研が蓄積してきたPFAS分析技術を中核に、分析手法の選択や分析結果の評価を企業等とともに進め、PFAS対応に必要な判断材料を提供するとともに、PFAS対策技術の検討や開発の支援にも取り組みます。PFASOLを通じて、産業界における持続的なPFAS対応を促進し、PFAS課題の解決と環境保全に貢献していきます。

分類: 調査・研究

情報源: PR TIMES

配信企業: 株式会社スカイピーク

配信日時: 2026年4月3日 10:00

参考リンク: 公式サイトを見る

提供元タグ: DRONE / スカイピーク / JR東海 / KDDI / DX / 点検 / 産業ドローン / 実証実験 / 自動化 / 人手不足


株式会社スカイピーク(本社:東京都渋谷区、代表取締役:高野 耀、以下 スカイピーク)は、東海旅客鉄道株式会社(本社:愛知県名古屋市、社長:丹羽 俊介、以下 JR東海)と、KDDIスマートドローン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:博野 雅文、以下 KDDIスマートドローン)と共に、2026年1月29日、ドローンポート「Skydio Dock for X10」を活用した、変電所自動巡視点検の実証実験を実施しました。

本取り組みは、将来的な労働力不足での作業負担が課題となる変電所の設備巡回を、ドローンポートによる遠隔運航技術を活用した自動航行による変電設備の保守業務の効率化・高度化に向けた検討を行うものです。

<JR東海 春日井変電所>                  <現場に設置したSkydio Dock for X10>

実施背景

社会インフラを支える変電所においては、設備の老朽化や人手不足を背景に、巡視点検業務の効率化や高度化が検討されています。また、鉄道変電所は、沿線に広く点在するため移動に多大な時間を要するといった課題があります。

課題解決に向けて、 ドローンポートを活用した遠隔運航(注1)による、鉄道インフラに最適化された保守モデルの構築が期待されています。一方で、鉄道変電所は列車走行に伴う電流の変化によって、磁界の変化が大きくなるという特有の環境であり、実運用に向けては、こういった環境でのドローンの安定飛行といった技術面のみならず運用方法や、関連する法規制の正しい理解など実務的な課題も少なくありません。

このような状況を踏まえ、スカイピーク、JR東海、KDDIスマートドローンは 、遠隔かつ自動航行を前提とした巡視点検の効率化および実装に向けた検討を目的として、実証実験を行いました。

実施概要

実施日

2026年1月29日

実証場所

JR東海 春日井変電所

使用機体

Skydio Dock for X10

実施内容

本実証実験では、Skydio Dock for X10を活用し、鉄道の変電所における設備巡回点検について、以下の観点から検証を行いました。

実施体制

スカイピーク

プロジェクト統括、運用方法の検討、機材提供、運航業務

JR東海

実証実験の計画策定、フィールド提供、運用方法の検討

KDDIスマートドローン

機材提供、運航業務

実証実験の結果

鉄道の変電所構内の環境下において、安定した自動運航が実現可能であること、また主要設備および計器類における、目視点検の代替を見据えた撮影が実施できることを確認しました。加えて本実証実験では、遠隔運航における運用方法の検討や、関係者との調整および飛行申請や関連法規制においても整理を行うことで、技術検証に加えて実運用を想定した検討を実施しました。

<自動飛行時の碍子撮影>
<自動飛行時の計器撮影>

(注1)遠隔運航とは、ドローンポートと通信ネットワークを活用し、現地に操縦者を配置せずに、離着陸から飛行・撮影までを自動で行う運用形態です。あらかじめ設定した飛行ルートに沿って自動飛行を行うことで、定期巡視や点検業務の効率化が期待されます。

<各社概要>

社名:株式会社スカイピーク

設立:2017年5月19日

代表取締役:高野 耀

本社所在地:東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア41F

事業内容:産業用ドローンの教育・人材育成事業/導入支援・運用代行事業/コンサルティング事業

WEBサイト:https://japandronelicense.com/

会社紹介動画:https://youtu.be/xRxoyGsqv8Q

社名:東海旅客鉄道株式会社

設立:1987年4月1日

代表取締役:丹羽 俊介

本社所在地:愛知県名古屋市中村区名駅1丁目1番4号 JRセントラルタワーズ

事業内容:鉄道事業、関連事業

WEBサイト:https://jr-central.co.jp/

社名:KDDIスマートドローン株式会社

設立:2022年4月1日

代表取締役:博野 雅文

本社所在地:東京都千代田区飯田橋3丁目10番10号 ガーデンエアタワー

事業内容:ドローン事業

WEBサイト:https://kddi.smartdrone.co.jp/

【本件に関するお問合せ先】

株式会社スカイピーク  広報担当  E-MAIL:info@skypeak.jp

分類: 調査・研究

情報源: PR TIMES

配信企業: セイコーグループ株式会社

配信日時: 2026年4月1日 14:00


大成建設株式会社(代表取締役社長:相川善郎)と、セイコーグループ株式会社(代表取締役会長 兼 グループCEO 兼 グループCCO:服部真二)の事業会社であるセイコーフューチャークリエーション株式会社(代表取締役社長:市村誠)およびセイコーソリューションズ株式会社(代表取締役社長:関根淳)は協働し、衛星測位システム(以下、GNSS*¹)が利用できない屋内や地下空間などでも高精度に位置を把握できる「屋内対応高精度測位システム Chrono Locate™(クロノロケート) *² 」の建設現場への適用に向けた実証実験を実施しました。

本取り組みでは、GNSSが建設現場にもたらしてきた測量作業の効率化やICT施工、出来形管理のデジタル化といった機能を、非GNSS環境へ拡張することを目指しています。さらに、セイコーの「Chrono Locate™」の高精度かつコンパクトな特長を生かし、大成建設株式会社の統合プラットフォームである「T-iDigital Field」のアプリケーションの一つとして、以下のような展開を想定しています。

具体的には、AR(拡張現実)などの先端技術と組み合わせることで、ドローンによる高精度測量や3D設計図のAR表示、作業員の動線管理による安全管理の高度化に加え、重機や施工機械の位置を高精度に測位・把握することが可能となります。これにより、これまで測量機器を用いて作業員が行っていた重機位置の測量や確認作業を補完することができます。

また、本実証により、本システムを活用することで3次元の位置情報を高精度かつリアルタイムに取得できることを確認しました。これにより、非GNSS環境下においても施工の高度化と生産性向上を図ることが可能となります。

今後、本技術の活用により、建設現場における担い手不足への対応、生産性向上、安全性向上への貢献を目指していきます。

国土交通省が推進する「i-Construction」をはじめ、ICTやIoT機器の積極的な活用により、建設現場の生産性を飛躍的に向上させる取り組みが建設業界全体で進められています。代表的なツールの一つがGNSSであり、地形測量から土工支援、建設機械やダンプトラックの運行管理まで、位置情報の効率的な把握とそれによる生産プロセスのDXに幅広く活用されています。

一方、GNSSはトンネル内や地下空間など衛星電波が届かない環境や、電波反射が発生する施工環境では利用できないため、非GNSS環境でも効率的に位置情報を把握できる新たなシステムの開発が求められていました。

そこで大成建設株式会社は、GNSSに依存せず位置情報を取得できるセイコーの「Chrono Locate™」技術に着目し、自社の統合プラットフォーム「T-iDigital Field」と連携して、建設現場への適用に向けた実証実験を開始しました。

本技術は、測位対象エリアに設置した複数の基準局と移動局が電波を双方向に送受信することで、従来では難しかったナノ秒精度の時刻同期とセンチメートル精度の測距を同時に実現する技術です *³ 。GNSSが衛星からの一方向の電波受信に基づくのに対し、本技術は双方向の電波が到達する時間差を計測することで距離を測ります。さらに、双方向通信によりデバイス間の時刻をナノ秒単位で高精度に同期させることで計測精度を高め、センチメートル級の測距を実現しています。

本技術は、GNSSを地上に展開した「ローカルGPS」ともいえる仕組みで、衛星の代わりに複数の基準局を測位対象エリアに設置し、移動局に届く電波の到達時間差を極めて精密に計測することで、高精度に位置情報(座標)を算出します。

【実証実験の概要】

■適用現場

首都高速道路の日本橋区間地下化事業の一環である「(改負)高速都心環状線(日本橋区間)常盤橋地区トンネル工事」(発注者:首都高速道路株式会社、施工:大成建設・川田工業JV)。

東京都千代田区大手町2丁目~中央区八重洲1丁目の首都高速道路高架橋下で、GNSSが受信できない施工環境において、Chrono Locate™による試験測位を実施し、適用可能性を検証しました。

■内容

首都高速道路高架橋下の施工エリアに基地局を12カ所設置し、日本橋川を行き来する通船(移動局)の追尾試験を実施しました。

また、浚渫作業を行う台船上のバックホウについて、運転席と車体後部にそれぞれ移動局を設置し、ブームの旋回状況を追尾する試験を行いました。

■結果

① 本技術によって追尾した通船の軌跡はレーザ測量結果とほぼ一致し、所定の測位精度が得られることを確認しました。複数のエリアを結合運用することで、広範囲の施工区間をカバーし、通船が複数エリアにまたがって移動する場合でも連続的な測位を実現しました。

② バックホウ前後に取り付けた2つの移動局により、ブーム旋回を連続的に安定して追尾できることを確認しました。将来的には、浚渫位置の正確な把握に応用できることを確認しました。

今後大成建設株式会社は、建設現場の施工管理をデジタル技術で支援する統合プラットフォーム「T-iDigital Field」のアプリケーションの一つとして、本技術を用いた測位機能を実装する予定です。これにより、非GNSS環境下における出来形・品質・安全管理の高度化を図り、建設現場の生産プロセス全体のDXを推進してまいります。

一方、セイコーは、本技術をGNSS電波が受信できない物流倉庫や工場内での動線最適化、自動搬送ロボットの制御など、建設・土木以外の多様な産業分野へも展開し、位置情報を活用した新たな社会インフラの構築と生産性向上に寄与してまいります。

写真:実証実験の様子(通船の追尾による作業状況)

写真1.現場の状況
図1.レーザ測量との比較
図2.複数エリア拡張

写真:実証実験の様子(バックホウ台船による作業状況)

写真2.浚渫の様子
写真3.浚渫時の移動局の位置
図3.旋回挙動の測位

*¹ GNSS:GPS(米国)、QZSS(日本)、GLONASS(ロシア)、Galileo(EU)などの測位衛星が送信する電波を受信し、現在地の特定・ナビゲーション・正確な時刻の取得を可能にする、衛星を利用した測位技術の総称。全球測位衛星システム。

*² Chrono Locate™は、セイコーグループ株式会社の商標(出願中)であり、セイコーが長年培ってきた高精度時刻同期技術を応用した測位システムです。最低4箇所の基準局から得られる距離情報を統合し、移動局の3次元位置(XYZ座標)を正確に特定します。

*³ 本技術には、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)の研究成果が含まれています。

分類: 調査・研究

情報源: PR TIMES

配信企業: 株式会社QPS研究所

配信日時: 2026年3月30日 16:30

参考リンク: 公式サイトを見る

提供元タグ: 衛星データ活用 / 小型SAR衛星 / 衛星コンステレーション / 衛星データビジネス / 日特建設 / 法面・斜面 / インフラマネジメント / 法面変位監視 / 共同実証 / コーナーリフレクタ


世界トップレベルの小型SAR(※1)衛星の開発・製造・運用を行う株式会社QPS研究所(福岡市中央区、代表取締役社長 CEO:大西 俊輔、以下「QPS研究所」)は、この度、「日特建設株式会社(東京都中央区、代表取締役社長:和田 康夫、以下「日特建設」)と共同して、法面変位監視の実証を開始いたしましたのでお知らせいたします。

日特建設は「安全・安心な国土造りに貢献する会社」をミッションに掲げる環境保全・防災、維持補修、都市再生等の専門工事に特化した企業で、現在では法面事業や地盤改良事業を主力としています。

今、日本の法面は老朽化が進行しており、外見では判別できない内部の空洞化や土砂流出が深刻な課題となっています。しかし、国内の膨大な点検対象に対し、予算や人員の制約、さらに危険を伴う現場調査のコストや二次災害のリスクが、予防保全の大きな障壁となっています。

こうした課題に対し、夜間・悪天候下でも観測可能なSAR衛星によるコンステレーション(※2)は、宇宙からの広域かつ高頻度な監視を実現します。また、特定の斜面を定点観測することで地表面の変位を継続的に捉えて崩落の予兆検知に役立てることも可能となります。高頻度で高分解能なQPS-SAR衛星データを活用した新たな法面・斜面監視手法は、法面や斜面の健全性を保つための総合的なマネジメント技術の向上に直結します。

この度の共同実証により、QPS研究所は、現場主導の点検等に加え、衛星データを組み合わせ、我が国の法面・斜面インフラの健全性を守り、国土強靱化に貢献してまいります。

共同実証内容の詳細

本実証ではSARの電波を反射する一辺60cmの小型三面コーナーリフレクタが準備され、日特建設が2025年に茨城県坂東市に開設した開発技術の実証実験を行う試験場「NITTOCテストフィールド」内の盛土法面に複数設置されました。

NITTOCテストフィールドに設置されたコーナーリフレクタ群

リフレクタの設置工事後、複数の衛星による観測機会がある中、2026年3月29日5時52分(日本時間)に商用稼働中のQPS-SAR14号機「ヤチホコ-Ⅰ」がNITTOCテストフィールドの観測を実施。得られたSAR画像において、コーナーリフレクタの位置、状況(画像の赤で囲った箇所)を確認することができました。

この結果は、高精細SAR画像が地すべりや法面崩落などの監視およびリスク評価に適用可能な見込みを示しています。そして、「昼夜・天候を問わず、広域で法面・斜面の定点観測データの蓄積が可能」な今回の取り組みは、法面・斜面インフラマネジメント技術の向上に貢献できることを示しています。

QPS研究所は2030年に36機のQPS-SARコンステレーション(※2)の構築を目指しており、これにより特定のエリアを平均10分間隔で観測することが可能になります。今後の実証の展開として、機数が増えるごとに観測頻度が上がるため、切迫度や危険度に応じて特定のエリアを高頻度に観測したり、多数の法面・斜面を監視対象として設定したりするなど、実証機会の拡大をしてまいります。

QPS研究所は今後も日特建設との実証を継続し、SARデータの社会実装に向けて推進していくことで、

ともにより安全・安心な国土造りに寄与してまいります。

日特建設株式会社 常務執行役員技術開発本部長 菅 浩一 様 コメント(写真左から3番目)

「近年、斜面インフラマネジメントにおいては、広域に点在する斜面の状態を効率的かつ継続的に把握し、変状の兆候を早期に捉えることの重要性が高まっています。しかしながら、従来の現地点検を中心とした管理には、人員面・時間面・安全面での制約があり、限られたリソースの中で適切に状況を把握し、優先順位を付けて対応することが課題となっています。当社は、斜面防災・インフラ整備に長年携わってきた会社としての責任を踏まえ、こうした課題に対する解決手法の一つとして、QPS研究所のSAR画像活用に取り組んでまいります。今後は、現場で培った知見と先端技術を組み合わせながら、斜面インフラマネジメントの高度化に向けた取り組みを進めていきたいと考えています。」


(※1) SAR (合成開口レーダー):Synthetic Aperture Radarの略。地表にマイクロ波を照射し、反射して返ってきた信号を分析することで地表の画像を得るレーダー。雲や噴煙を透過し、昼夜や天候に関係なく地表の状況を把握することができる点が特長。

(※2) 複数の人工衛星の協業によって高頻度な地球観測を可能とするシステム。(コンステレーションは「星座」の意。)


<「QPS-SARプロジェクト」について>

QPS研究所は収納性が高く、軽量でありながら大型の展開式アンテナ(特許取得)を開発。そのアンテナによって強い電波を出すことが可能になり、従来のSAR衛星の20分の1の質量、100分の1のコストとなる高精細小型SAR衛星「QPS-SAR」の開発に成功しました。QPS-SARは民間SAR衛星で世界トップレベルの46cm分解能の画像取得が可能です。2028年5月末までに24機、そして2030年には36機の衛星コンステレーションで平均10分間隔という準リアルタイム観測データ提供サービスを目指しています。

<株式会社QPS研究所について>

QPS研究所は2005年に福岡で創業されました。名前のQPSは「Q-shu Pioneers of Space」の頭文字を取っており、九州宇宙産業の開拓者となること、更には九州の地より日本ならびに世界の宇宙産業の発展に貢献するとの思いが込められています。その名の通り、九州大学での小型人工衛星開発の技術をベースに、国内外で衛星開発やスペースデブリへの取り組みに携わってきたパイオニア的存在である名誉教授陣と若手技術者・実業家が一緒になって、宇宙技術開発を行っています。また、QPS研究所の事業は、創業者たちが宇宙技術を伝承し育成してきた北部九州を中心とする、全国25社以上のパートナー企業に力強く支えられています。

<株式会社QPS研究所>

社名  :株式会社QPS研究所

本社住所:福岡市中央区天神1-15-35 レンゴー福岡天神ビル6階

代表者 :代表取締役社長 CEO 大西俊輔

創業  :2005年6月

URL  :https://i-qps.net/

事業内容:人工衛星、人工衛星搭載機器、精密機器、電子機器並びにソフトウエアの研究開発、設計、製造、販売 

分類: 調査・研究

情報源: PR TIMES

配信企業: 三菱電機株式会社

配信日時: 2026年3月30日 12:10

参考リンク: 公式サイトを見る

提供元タグ: 三菱電機 / 神戸大学 / スマートセンシング / 講座開設 / DX / 事業創出 / エナジーハーベスト技術 / 産学連携 / 産学共同講座 / IoT


産学共同講座「スマートセンシング講座」の概要

 三菱電機株式会社(以下、三菱電機)と国立大学法人神戸大学(以下、神戸大学)は、センシングとエナジーハーベスト技術(※1)を融合した次世代システムの研究開発を推進し、その社会実装を目指す産学共同講座「スマートセンシング講座」を、神戸大学大学院システム情報学研究カレッジ(CSI)(※2)内に2026年4月1日に開設します。本講座では、配線や電池交換を必要としないバッテリーレスIoTセンサーの実用化を目指します。これにより、環境監視、防災、インフラ保全などの「現場」における継続的なデータ取得を可能にし、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進と新事業創出に寄与することで、持続可能な社会の実現に貢献します。

 DXの実現には、現場データの取得・分析が不可欠で、世界中の都市・地域や産業分野において、多様な環境でのセンシングが必要とされています。しかし、実際はセンサーを設置する際に配線が困難な場所が多く、また、設置後の電池交換が頻繁に行えないなど、電源面の制約によって必要なデータをタイムリーかつ継続的に取得することが課題となっています。これらの課題を解決するため、センサーへの自律的な電源供給と高精度センシングを一体化した新たなシステム構築が求められています。

 神戸大学は、研究活動と社会実装を重視する新たな学術拠点として、2025年4月にCSIを開設しました。これを受け、三菱電機と神戸大学は、両者としては初となる産学共同講座を2026年4月にCSIに開設します。神戸大学が有する地域に根差したネットワークと、兵庫県内に研究・事業拠点を持つ三菱電機の技術力を融合させ、地域自治体や企業との連携を強化することで、研究成果の社会実装に向けた活動を推進します。

 本講座では、神戸大学のセンシング技術と三菱電機のエナジーハーベスト技術を融合した研究開発を通じて、センサーが自律的に電源を確保する仕組みを構築することで、従来設置が困難だった場所でのセンシングの実現に取り組みます。これにより、センサーの適用領域を拡大し、環境監視、防災、インフラ保全など幅広い分野のDXを加速します。さらに、応用可能性を重視した実践的・課題解決志向の研究を進めます。研究開発成果は迅速にPoC(※3)を実施し、検証結果を基に確実かつ円滑な社会実装プロセスを構築することで、インフラ設備における劣化診断などの新事業を創出し、地域の社会課題解決に向けた活動を推進します。

■産学共同講座の概要

名称

スマートセンシング講座

設置場所

兵庫県神戸市灘区六甲台町1-1

神戸大学大学院システム情報学研究カレッジ(CSI)

設置期間

2026年4月1日~2029年3月31日(予定)

研究題目

センシングとエナジーハーベストを融合した次世代システムの研究開発と社会実装

研究体制

<神戸大学 システム情報学研究科>

 研究代表 小林 太 教授

 研究担当 中本 裕之 教授

 後藤 幸夫 特命教授(三菱電機から出向予定)

 武舎 武史 特命教授(三菱電機から出向予定)

<三菱電機 先端技術総合研究所 センサ情報処理システム技術部>

 研究代表 応用物理ソリューショングループ 林 真照グループマネージャー

 研究担当 応用物理ソリューショングループ 1名

■三菱電機グループについて

 私たち三菱電機グループは、たゆまぬ技術革新と限りない創造力により、活力とゆとりある社会の実現に貢献します。社会・環境を豊かにしながら事業を発展させる「トレード・オン」の活動を加速させ、サステナビリティを実現します。また、デジタル基盤「Serendie®」を活用し、お客様から得られたデータをデジタル空間に集約・分析するとともに、グループ内が強くつながり知恵を出し合うことで、新たな価値を生み出し社会課題の解決に貢献する「循環型 デジタル・エンジニアリング」を推進しています。1921年の創業以来、100年を超える歴史を有し、社会システム、エネルギーシステム、防衛・宇宙システム、FAシステム、自動車機器、ビルシステム、空調・家電、デジタルイノベーション、半導体・デバイスといった事業を展開しています。世界に200以上のグループ会社と約15万人の従業員を擁し、2024年度の連結売上高は5 兆5,217 億円でした。詳細は、www.MitsubishiElectric.co.jpをご覧ください。

■神戸大学について

 1902(明治35)年に設置された「神戸高等商業学校」を源流とし、「真摯・自由・協同」の学風のもと、「学理と実際の調和」を建学の精神として発展を続けてきました。現在では、人文・人間科学系、社会科学系、自然科学系、生命・医学系の4つの学術分野を核に、11学部15大学院を擁する総合大学として国内屈指の規模を誇ります。さらなる進化に向け、「知と人を創る異分野共創研究教育グローバル拠点」を長期ビジョンに、特色と強みを持ち、地域と世界に貢献する世界トップレベルの研究教育拠点を形成すべく、「デジタルバイオ&ライフサイエンス・リサーチパーク(DBLR)」を設立し、DBLRを中心にイノベーションの創出と社会実装化などの取組を大学全体へと展開することで、グローバル・イノベーション・キャンパスへと変革することを目指しています。

※1 光や熱、振動、電波など多様な形態で世の中に存在する微小なエネルギーを電気エネルギーに変換して活用する技術。

2025年2月12日広報発表 https://www.MitsubishiElectric.co.jp/ja/pr/2025/0212/

※2 College of System Informaticsの略で、神戸大学が2025年4月に開設した学術拠点。工学部情報知能工学科を改組してシステム情報学部とし、学部と大学院を一体的に運用

※3 Proof of Conceptの略で、新しい概念・理論・アイデアを製品化に移す前に、実現可能性や効果を検証すること

<お客様からのお問い合わせ先>

三菱電機株式会社 先端技術総合研究所

〒661-8661 兵庫県尼崎市塚口本町八丁目1番1号

FAX:06-6497-7285

https://www.MitsubishiElectric.co.jp/corporate/randd/inquiry/index_at.html

分類: 調査・研究

情報源: PR TIMES

配信企業: 沖電気工業株式会社

配信日時: 2026年3月30日 11:00


OKI所有の固定式計測バージ「SEATEC NEO」

OKIは、東洋エンジニアリング株式会社(代表取締役社長 細井栄治、以下TOYO)、日鉄エンジニアリング株式会社(代表取締役社長 石倭行人、以下NSE)、株式会社FullDepth(代表取締役社長 吉賀智司、以下FullDepth)と共同で、AUV(注1)などを活用した洋上風力発電設備の水中点検作業の無人化に向けた実証試験を実施しました。

静岡県沼津市にあるOKI所有の日本で唯一の固定式計測バージ(注2)「SEATEC NEO」においてAUVなどを活用した実証試験を行い、洋上風力発電設備の水中点検作業におけるリスク低減や無人化に資する点検システムの将来像を整理し、社会実装に向けたロードマップを提案しました。なお、本実証試験は内閣府総合海洋政策推進事務局の「自律型無人探査機(AUV)利用実証事業」への採択を受け、4社共同で実施したものです。

実証試験の概要

2025年10月、OKI保有の固定式計測バージ「SEATEC NEO」において、AUV、ROV(注3)、ASV(注4)を組み合わせた実証試験を実施しました。観測対象(注5)の水中部に対し、映像およびソナー(音波探査)による点検を行い、洋上風力発電設備の水中点検の無人化・自律化に向けた技術的・運用的課題(例:海底部の点検方法、運用体制など)を抽出しました。本実証試験の背景や試験の様子、結果の詳細は、PR動画(©東洋エンジニアリング)をご覧ください。

AUV社会実装に向けたロードマップの提案

本実証試験で抽出した課題を踏まえ、洋上風力発電設備の水中部点検の効率化・コスト低減を目的に、2030年と2040年時点での点検システムの将来像を検討しました。広範囲の点検作業を自律的かつ無人で行うためのAUVとASVを組み合わせたシステム構成など海洋ロボティクスの役割分担と最適配置と、技術開発・検証や長期実装試験など早期社会実装に向けたマイルストーンを整理し、2030年までのロードマップとして提案しました。

2040年に想定されるAUV等海洋ロボティクスを活用した点検システムの将来像(イラスト:©東洋エンジニアリング)

①ホバリング型AUVは水上基準点の測位支援により自己位置を把握し、係留ライン・送電ケーブルなどを点検する。

②ASVはAUVが収集したデータを水中通信により受信し、DXパネルへ送信する。

③AUVは自身のバッテリー残量が低下すると、自律的に海底ステーションへ移動し、充電やデータ通信を行う。

④航行型AUVは海底基準点の測位支援により自己位置を把握し、ソナー等を用いて海底ケーブルの状態を点検する。

OKIの主な取り組み

実証フィールドの提供・試験支援

OKIは、沼津市内浦湾周辺海域に係留されている自社保有の固定式計測バージ「SEATEC NEO」を実証フィールドとして提供しました。また、OKIグループで海洋音響関連事業を手掛ける株式会社OKIコムエコーズ(代表取締役社長 大塚竜治、以下OKIコムエコーズ)とともに、試験の計画・実施を支援しました。本バージの係留チェーンを水中点検の実証対象として風力発電設備などの基礎構造物を模擬した環境を提供し、AUVなどを組み合わせたロボティクス技術の現場適用性や点検精度の明確化に貢献しました。

水中インフラの要素技術・運用要件の整理

OKIは、AUVなどの円滑な運用や自律運転・無人化に不可欠な「水中インフラ」(水上/海底基準点、給電・充電設備、通信システムなど)の技術要素や運用要件を体系化しました。また、高精度な自律航行のための基準点設置、作業継続性を確保する水中給電設備、多様な情報伝達ニーズに対応する水中-水上-陸上通信システムの要件の明確化など、インフラ構築の課題を抽出し、今後の検討課題を整理しました。

今後の展望

OKIは、AUVなどによる洋上風力発電関連の点検・保守業務に対応した水中インフラ技術の開発・検証で得られた知見を活かし、可用性・信頼性・効率性の高い運用基盤の構築を目指します。加えて、実海域における海上試験環境基盤と、試験の計画立案から安全管理、実施運営、データ取得までを支援するOKIコムエコーズの「海上試験エンジニアリングサービス」の提供を通じて、AUVなどの海洋ロボティクスの長期実装試験や反復検証を支援します。実証成果を基に、水中インフラの標準化や他事業分野との連携拡大にも取り組み、洋上風力発電事業をはじめとする海洋産業全体の発展に貢献します。

参考

当社を除く各社の役割および詳細内容は、各社のプレスリリースにてご確認ください。

TOYOプレスリリース:事業全体取り纏め/社会実装に向けた各種課題の取り纏めとロードマップの作成/サービスプロバイダ、海洋データ利活用基盤の検討

NSEプレスリリース:実証試験の取り纏め/AUVなど海洋ロボティクスの社会実装に向けた運用的課題の整理/サービスプロバイダ/海洋データ利活用基盤の検討

FullDepthプレスリリース:ROV「DiveUnit 300 Lite」の提供・運用/AUVなど海洋ロボティクス開発における技術的課題の整理

用語解説

注1:AUV(Autonomous Underwater Vehicle)

機器自身が水中の位置や周囲の状況を認識し、自律して動く無人潜水機。本実証試験では、東京大学生産技術研究所巻研究室で開発された「Tri-TON」を使用。

注2:バージ

バージ(barge)は港湾内で重い貨物を運ぶ平底の艀(はしけ)で、通常はタグボートに牽引される。OKIの水中音響計測施設は航行しない固定設備だが、平底船体の形状を持つため「バージ」と呼称している。

注3:ROV(Remotely Operated Vehicle)

遠隔操作により水中を潜行する無人潜水機。本実証試験では、FullDepth製の「DiveUnit300 Lite」を使用。

注4:ASV(Autonomous Surface Vehicle)

自律制御により水上を航行する無人機。本実証試験では、株式会社エイトノットが開発した自律航行プラットフォーム「エイトノット AI CAPTAIN」を搭載した小型船舶「Eight Knot Ⅰ」を使用。

注5:観測対象

本実証試験では、OKIが所有する固定式計測バージ「SEATEC NEO」の水中部を観測対象とした。

関連リンク

内閣府ホームページ「海洋政策 利用実証事業について」

内閣府が公募した「自律型無人探査機(AUV)利用実証事業」に採択

「OKI海洋の取り組み」紹介サイト

  • 沖電気工業株式会社は通称をOKIとします。

  • その他、本文に記載されている会社名、商品名は一般に各社の商標または登録商標です。

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本件に関するお客様からのお問い合わせ先

クロスインダストリー事業推進センター

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分類: 調査・研究

情報源: PR TIMES

配信企業: 富士通株式会社

配信日時: 2026年3月27日 16:30

参考リンク: 公式サイトを見る


当社は、防衛や防災分野で監視能力を拡張するため、世界トップレベルの高感度かつ高精細な赤外線センサーを開発しました。本センサーは、100万画素を超える高精細なTS2L赤外線センサー(注1)で、中赤外線と遠赤外線の2波長を検知することで、温度差0.05℃以下のわずかな熱の違いも鮮明に捉える高い感度を持つため、昼夜を問わず高精度な監視を実現します。100万画素を超える高精細な2波長T2SL赤外線センサーは世界初となります。
本センサーを防衛・防災のための各種監視装置へ搭載し、熱の変化を正確かつ敏感に捉えることで、例えば、人や物の移動による監視対象物の活動予兆、災害時などに取り残されている人、初期の森林火災、津波の進行などを昼夜問わずに検知できるため、防衛や防災分野における情報収集能力の向上や安全保障の強化への貢献が可能です。
本技術は、防衛省 防衛装備庁からの「広帯域・高感度赤外線検知器の研究試作」を受注し開発したもので、当社は試作品となるセンサーを防衛装備庁に納品完了しました。
当社は2026年度以降(当社の決算期は3月末日)、本センサーの製造技術を基に製品を展開し、監視・観測カメラ向けにも広く販売していく予定です。

背景

安心・安全な社会を支える安全保障分野では、様々な脅威を早期に検知し、その予兆を正確に捉えることができる高度なセンシング技術が求められています。しかし、監視シーンの多様化や監視対象の複雑化に伴い、センサーのさらなる高精細化や、複数波長の同時検知による識別能力の向上が求められています。このような中、防衛装備庁においては現有システムよりもさらに遠方かつ広域な範囲で目標物の探知識別を可能な技術を確立すべく研究試作が事業化され、これまで高感度な赤外線センサーを開発・量産してきた当社がこれを受注し、このたび開発に成功しました。

開発したセンサーの概要

赤外線センサーは、熱を持つ物体から自発的に放射される赤外線を捉え、表面の温度分布を可視化します。
このたび当社は、化合物半導体の超格子構造により物性の制御が可能なT2SLの特長を活かし、検知できる温度差0.05℃以下の高い感度で中赤外線(MWIR)と遠赤外線(LWIR)の二つの波長帯(注2)を受光できる、独自の2波長センサーを実現しました。単一素子で二つの波長を同時に検出するため、単一波長では背景のノイズに埋もれて捉えられなかった対象も正確に検知・識別することが可能になります。さらに、繊細なT2SL材料に適した製造プロセスや実装技術の開発で素子の微細化を進め、より遠方の対象捕捉が可能な100万画素を超える高精細化も実現しました。
高感度・高精細・2波長検知を同時に実現する本赤外線センサーは、高い識別性能が求められる防衛・防災等の監視用途に適しています。

また、この世界初となる当社の技術は、従来の赤外線センサーのさらなる高感度化、多波長化、高精細化を推し進め、多様な製品展開を可能とするものです。

図:開発した2波長T2SL赤外線センサーと撮像した画像例

今後について

今回開発した技術は、赤外線センサーの探知や識別性能を飛躍的に向上させ、その適用分野は多岐に渡ります。例えば、衛星や航空機に搭載する光波センサーシステムに適用することで、災害状況の早期把握や環境モニタリングなど、幅広い分野において新たな価値創出に寄与します。また、熱の分布や経時変化をこれまでにない精度で可視化できるため、インフラ点検や分析機器などの社会課題解決や科学の進展への大きな貢献も期待されます。当社は今後、本センサーの製造技術を基にセンサー製品を展開し、監視や観測カメラ向けにも広く販売していく予定です。
当社は、今後も最先端の半導体技術を活用した高度なセンシングの研究開発を推進し、より豊かで安全な社会の実現に貢献していきます。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

注釈

注1 T2SL赤外線センサー:

異なる半導体材料をナノメートル(10億分の1メートル)レベルで層状に積み重ねた超格子(Superlattice、SL)構造を採用することで、高い感度に加えて検知波長の制御性や製造性に優れた特徴を持つセンサー。超格子を構成する半導体材料について、バンド構造のエネルギーオフセットが大きい組み合わせを選択することにより(Type II超格子、T2SL)、可視光よりもエネルギーの小さい赤外線の検出が可能。T2SL=Type-II Superlattice

注2 中赤外線(MWIR)と遠赤外線(LWIR)の二つの波長帯:

中赤外線は、高温物体や長距離・高精細が求められる場合、または高湿度環境に適した波長帯。遠赤外線は、常温の日常的な監視・診断や霧・煙がある環境に適した波長帯。

当社のSDGsへの貢献について

2015年に国連で採択された持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)は、世界全体が2030年までに達成すべき共通の目標です。当社のパーパス(存在意義)である「イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていくこと」は、SDGsへの貢献を約束するものです。

本件が貢献を目指す主なSDGs

本件に関するお問い合わせ

富士通株式会社

お問い合わせフォーム

当社はセキュリティ保護の観点からSSL技術を使用しております。


プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。

分類: 調査・研究

令和8年2月20日に開催した第56回新道路技術会議において、道路行政ニーズを実現するため、FS(フィージビリティスタディ)研究及び短期研究の募集を令和8年度も引き続き実施することとしました。
国土交通省では、「学」の知恵、「産」の技術を幅広い範囲で融合し、道路政策の質を一層向上させるため、平成16年10月より新道路技術会議(委員長:那須 清吾 高知工科大学 経済・マネジメント学群 教授)を設置しており、この度、下記のとおり技術研究開発を募集します。

分類: 調査・研究

情報源: PR TIMES

配信企業: 株式会社テムザック

配信日時: 2026年3月26日 16:00

参考リンク: 公式サイトを見る

提供元タグ: ロボット / AI / 下水道 / 下水道点検 / インフラ点検 / インフラ / DX / 多脚式ロボット / 劣化予測 / インフラ点検ロボット


NTTドコモソリューションズ株式会社

京都府流域下水道事務所

株式会社テムザック

NTTドコモソリューションズ株式会社(本社 東京都港区、以下、NTTドコモソリューションズ)は、京都府流域下水道事務所(所在地 京都府長岡京市)および株式会社テムザック(本店 京都府京都市、以下、テムザック)と共同で、2025年4月から12月に、京都府内の流域下水道管路を対象とした点検業務の高度化に向けた調査・検証(以下、本検証)を行いました。本検証では、テムザック開発の下水道管内走行用多脚式ロボットにLiDARを搭載して取得した下水道管内データに対して、NTTドコモソリューションズ開発の新設時の管壁形状を推定し、現状の管壁形状と差分解析を行うAI(特許出願中)を適用しました。その結果、本検証の対象とした下水道管の一部区間において、腐食劣化に伴う減肉の深さおよび範囲の定量的な把握・可視化に成功しました。また、京都府の保有する過去の管路点検データを用い、既存の劣化予測モデルについて下水道分野への適用可能性を分析しました。その結果、劣化が進行しやすい区間や劣化の要因などについて、下水道管理者が経験則として感じていた傾向と一部整合する分析結果が得られました。

下水道の標準耐用年数は50年とされていますが、全国約50万kmに及ぶ下水道管路のうち、2022年時点で約7%が耐用年数を超えており、2043年にその割合は約42%になる見込みです。※1 これらの下水道管路の点検・更新が自治体の財政と技術面での課題となっています。また、近年、下水道の老朽化に起因する道路陥没事故が相次いでいることを受け、国土交通省は下水道点検のガイドライン改正を進め、点検・調査の対象や頻度の増加、定量的な評価項目の追加等を検討しています。このガイドライン改正により点検・調査の対象や頻度が増加する中で、下水道管理者には多くの管路について修繕等優先順位を適切に判断することが求められる状況となっています。しかし、従来の目視や画像による点検では、腐食の有無やひび割れなどの表面状態は確認できる一方、腐食の深さや範囲を定量的に把握できないため、修繕の緊急性や優先順位の判断が困難でした。

こうした背景から、NTTドコモソリューションズと、京都府流域下水道事務所、テムザックは本検証を実施しました。

【本検証の概要と成果】

■実施時期

2025年4月~2025年12月

■目的

京都府内の流域下水道を対象とした減肉の定量評価および管路の劣化予測

■3者の役割

NTTドコモソリューションズ

AIやデータ分析技術を用いて減肉の定量把握を実現する技術の検討、蓄積された点検データを用いた劣化予測や劣化要因分析の実施、本検証の企画・実行

京都府流域下水道事務所

広域的な幹線管路を管理により蓄積された知見を活かした対象管路の選定、検証フィールド・蓄積された点検データの提供、本検証の成果評価

テムザック

高い走破性を持つ多脚式ロボット「SPD-X」の開発実績を活かした下水道管渠内でのデータ収集、運用に向けた課題の抽出

■実施内容と成果

1. 下水道管の減肉定量把握

下水道管路の劣化状態把握で特に重要となるのが、腐食による「減肉」の早期把握です。下水道管内では硫化水素などにより、コンクリートが化学的に反応・劣化して管壁の厚みが失われる「減肉」が起こります。この現象は外観からは把握しづらく、劣化部分の深さや範囲の把握を誤ると、管の破損や道路陥没といった重大事故につながる恐れがあります。このような背景から、本検証では下水道管内の点群データから減肉の定量把握が可能か確認を行いました。具体的には、まず多脚式ロボットに取り付けたLiDARにより管内の点群データを取得しました。取得したデータをもとに、新設時の管壁形状をAIにより推定するとともに、差分解析を行うNTTドコモソリューションズ独自技術(特許出願中)を適用しました。その結果、新設時と現状の差分を算出し、差分を腐食に伴う減肉と定義することで、本検証の対象とした下水道管の一部区間において、減肉の深さおよび範囲の定量的な把握に成功しました。

<主な成果>

・点群データから新設時の管壁形状を推定、差分解析により新設時と現状との差分を確認

・誤差1cm程度の精度で形状推定が可能なことを確認

・減肉の深さ・範囲を定量的に把握可能であることを確認

<将来的に期待される実業務での活用例>

・減肉量・管厚の定量測定作業の効率化

・減肉の深さ・範囲の定量把握による、修繕箇所判断の高度化

・減肉進行のモニタリングと進行度合いをふまえた予防保全の実施

図1 減肉定量把握の概要

2. 下水道管路への劣化予測モデルの適用

京都府が保有する過去の管路点検データをもとに、NTTドコモソリューションズが道路・橋梁分野で展開している混合マルコフ劣化予測ハザードモデル※2の下水道分野への適用に向けた分析を行いました。具体的には劣化が進みやすい区間の推定、期待寿命の算出、劣化に影響を与えると考えられる要因の分析を行い、周辺にカーブが存在する管路の期待寿命が短い傾向にあることなど、下水道管理者が経験則として感じていた傾向と一部整合する分析結果が得られました。

<主な成果>

・過去点検データより、検証フィールドにおいて劣化が進行しやすい区間を推定

・期待寿命の算出により、将来的な健全度の変化傾向を推定

・管路のカーブ※3 が劣化に影響しうることを、データ分析により示唆

<将来的に期待される実業務での活用例>

・劣化速度の傾向をふまえた点検箇所の優先度付け

・将来的な劣化予測に基づく修繕・更新計画の最適化

・長期的な維持管理戦略の高度化

図2 劣化予測結果(管路のカーブからの距離と期待寿命の関係性)

本検証では、多脚式ロボットに搭載したLiDARにより取得した点群データを用いた減肉の定量的な把握と、過去の管路点検データに基づく劣化予測モデルを用いたデータ分析を実施しました。これらの結果の妥当性や適用範囲を評価するためには、今後さらなる検証が必要となります。

NTTドコモソリューションズは本検証で得られた知見をもとに検証を継続し、NTTグループをはじめとするパートナーと連携して自治体や下水道点検に携わる事業者への展開にむけて取り組みます。

※1 出典:国土交通省HP 下水道の維持管理

※2 「混合マルコフ劣化予測ハザードモデル」は、大阪大学大学院工学研究科の貝戸清之教授らが階層ベイズ推計手法をもとに開発した、社会インフラの健全度の推移を確率論的手法を用いて推定するモデルです。NTTドコモソリューションズと大阪大学大学院工学研究科は、共同研究として「混合マルコフ劣化予測ハザードモデル」の社会インフラ維持管理への活用を検討しており、本検証では下水道管の特性を考慮した劣化予測を行っています。

※3 本分析では、管路の進行方向が大きく変わる箇所を「カーブ」と定義し、具体的には隣接する管路区間同士のなす角が150度未満となる箇所をカーブと定義しています。

分類: 調査・研究

情報源: PR TIMES

配信企業: 株式会社松尾研究所

配信日時: 2026年3月26日 10:00

提供元タグ: AI / 業務効率化 / システム化


株式会社松尾研究所(本社:東京都文京区、代表取締役:川上登福、以下「松尾研究所」)は、オムロンフィールドエンジニアリング株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:立石 泰輔、以下「OFE」)と共同で、作業現場で撮影された点検写真をAIにより自動判定する新たなシステムを開発しました。

本システムは、松尾研究所が有する生成AI・画像認識技術と、OFEが長年にわたり培ってきた保守業務の現場知見を融合し、現場DXの実現を目的として共同開発したAI判定技術です。社内現場における実運用を通じて高い効果を確認できたことから、2025年10月より本格導入を開始しています。

近年、労働人口の減少を背景に、保守・点検業務の分野では、作業品質の維持と人的リソースの効率化を両立させることが重要な課題となっています。OFEは、鉄道・金融をはじめとする社会インフラ領域において保守運用業務を担い、長年にわたり高品質なサービスを提供してきました。一方、点検写真の確認作業は重要なダブルチェック工程であるがゆえに、これまで人手に大きく依存してきた業務でもあります。

本プロジェクトでは、特に属人性が高く作業負荷の大きい「設置機器の設定値(大量の文字情報)の照合作業」に着目しました。OFEが蓄積してきた現場ノウハウと松尾研究所の先端AI技術を融合し、生成AIを活用した自動判定モデルを構築。従来は人手に頼っていた判断プロセスをシステム化することで、省リソースでありながら高品質な保守業務を実現する基盤を整えました。

実運用における効果検証

本システムは、社内現場にて約4か月間の効果検証を実施し、以下の成果を確認しました。

  • AI判定回数: 8332件

  • AI精度(*1): 89%

  • システムエラー率(*2): 0.2%(高い安定稼動を実現)

これらの結果から、本システムが実業務に耐えうる精度および安定性を備えていることを確認しました。

2025年10月より、特にAI適用効果の高い点検業務を中心に優先的な導入を開始しています。現場での利用にあたっては、実際の作業で使用する点検画像を用いた事前検証を行ったうえで運用しており、AI活用による作業効率化に加え、人手作業では避けられない見落としリスクの低減など、品質向上にも寄与しています。

技術的特徴:人の判断プロセスをAIで再現

本システムの最大の特徴は、従来の外観検査に代表される画像パターン認識にとどまらず、写真に含まれる文字情報を読み取り、その内容が正しい設定値かを意味的に判断する高度なAI処理にあります。このような判断は、従来の画像認識のみでは対応が困難でした。

本プロジェクトでは、松尾研究所のAI技術を基盤に、文字認識(OCR)による文字抽出と大規模言語モデル(LLM)による意味理解を組み合わせることで、人がマニュアルを参照しながら行ってきた判断するプロセスをAIで再現する高度な判定モデルを開発しました。

  • OCR(文字認識):点検写真から設定値などの文字情報を抽出

  • LLM(大規模言語モデル):抽出した文字をマニュアルに基づいて照合し、正誤を判定

  • Chain-of-Thought(推論過程の可視化): AIの判断理由を段階的に提示することで、判断の透明性と安定性を向上

AIの判断過程を可視化することで、現場担当者が結果の妥当性を確認しながら活用できる仕組みを実現しています。

今後の展望

松尾研究所とOFEは、今後も先端AI技術への積極的な投資および研究開発を継続し、保守運用現場のDX推進と作業品質のさらなる向上を図ります。労働力不足が進む社会において、省リソースでありながら高品質を維持できる次世代の保守運用モデルを構築し、安全で持続可能な社会インフラの提供に貢献してまいります。

(注釈)

*1 AI精度:AIが出力した結果が、あらかじめ定義した正解データとどの程度一致しているかを示す指標。本数値は実際の業務データを用いた検証結果に基づいて算出しており、現場業務における実用性の高さを示すもの。

*2 システムエラー率: 本システムの運用・検証過程において、想定された処理フローが正常に完了しなかった割合を示す指標。通信障害や処理停止、結果が出力されないケースなど、システムとしての動作不具合を対象としており、安定的な稼働性を評価するために用いられる。

オムロンフィールドエンジニアリング株式会社について

オムロン フィールドエンジニアリング株式会社は、オムロン株式会社のグループ会社として、製造や流通、鉄道・道路交通、金融、ICTネットワークや再生可能エネルギーなど幅広い分野で、機器やシステムの運用・保守・設計施工を通じて誰もが安心して暮らせる社会を創り、守り、支えています。全国を網羅するサービス拠点を配置し、お客様や社会と誠実に向き合う「温もりのあるサービス」で持続可能な社会づくりに貢献します。

https://socialsolution.omron.com/field-engineering

株式会社松尾研究所について

株式会社松尾研究所は国立大学法人 東京大学大学院 工学系研究科 松尾・岩澤研究室に伴走し、大学を中心としたイノベーションを生み出す「エコシステム」を作り、大きく発展させることを目的に設立された研究所です。松尾研究所は、アカデミアから生み出される研究成果・技術の「開発・実装」を行い、広く社会に普及を目指し、日本の産業競争力の向上に貢献しています。

http://matsuo-institute.com

共同研究・共同開発をご検討の皆さまへ

松尾研究所では、アカデミアの研究知見を基盤に、戦略設計から開発・実装、人材育成までを一気通貫でご支援しています。

AIを活用した新規事業創出、既存事業の変革、生成AIの業務実装、AIプロダクトの共同開発などをご検討の企業様は、ぜひお問い合わせください。

▼お問い合わせはこちら
https://matsuo-institute.com/contact/

<本リリースに関するお問い合わせ>

株式会社松尾研究所 広報担当 pr@matsuo-institute.com

分類: 調査・研究

一般社団法人 日本設備管理学会 2026年度春季研究発表大会における一般講演,オーガナイズド・セッションを下記の要領にて募集いたします。奮ってご応募下さいますようご案内申し上げます。
日時: 2026年6月23日(火)9時~18時(予定) 
    研究発表会,特別講演会,招待講演会,学生発表(優秀学生発表審査)
場所: オンラインでの発表です
    開催本部:大阪工業大学(大阪府大阪市北区茶屋町 1-45)(予定)
発表者の資格
発表者,連名者のうち,少なくとも1名が本会,名誉会員,正会員,または学生会員・研究室会員であること。

分類: 調査・研究

情報源: PR TIMES

配信企業: NTTドコモソリューションズ株式会社

配信日時: 2026年3月24日 15:00

参考リンク: 公式サイトを見る

提供元タグ: 下水道点検 / 下水道管減肉 / 下水道腐食 / LiDAR / 劣化予測 / 減肉定量把握 / 点検業務の高度化 / AI×ロボット / 混合マルコフ劣化予測ハザードモデル


NEWS RELEASE

2026年3月24日

NTTドコモソリューションズ株式会社

京都府流域下水道事務所

株式会社テムザック

NTTドコモソリューションズ株式会社(本社 東京都港区、以下、NTTドコモソリューションズ)は、京都府流域下水道事務所(所在地 京都府長岡京市)および株式会社テムザック(本店 京都府京都市、以下、テムザック)と共同で、2025年4月から12月に、京都府内の流域下水道管路を対象とした点検業務の高度化に向けた調査・検証(以下、本検証)を行いました。本検証では、テムザック開発の下水道管内走行用多脚式ロボットにLiDARを搭載して取得した下水道管内データに対して、NTTドコモソリューションズ開発の新設時の管壁形状を推定し、現状の管壁形状と差分解析を行うAI(特許出願中)を適用しました。その結果、本検証の対象とした下水道管の一部区間において、腐食劣化に伴う減肉の深さおよび範囲の定量的な把握・可視化に成功しました。また、京都府の保有する過去の管路点検データを用い、既存の劣化予測モデルについて下水道分野への適用可能性を分析しました。その結果、劣化が進行しやすい区間や劣化の要因などについて、下水道管理者が経験則として感じていた傾向と一部整合する分析結果が得られました。

下水道の標準耐用年数は50年とされていますが、全国約50万kmに及ぶ下水道管路のうち、2022年時点で約7%が耐用年数を超えており、2043年にその割合は約42%になる見込みです。※1これらの下水道管路の点検・更新が自治体の財政と技術面での課題となっています。また、近年、下水道の老朽化に起因する道路陥没事故が相次いでいることを受け、国土交通省は下水道点検のガイドライン改正を進め、点検・調査の対象や頻度の増加、定量的な評価項目の追加等を検討しています。このガイドライン改正により点検・調査の対象や頻度が増加する中で、下水道管理者には多くの管路について修繕等優先順位を適切に判断することが求められる状況となっています。しかし、従来の目視や画像による点検では、腐食の有無やひび割れなどの表面状態は確認できる一方、腐食の深さや範囲を定量的に把握できないため、修繕の緊急性や優先順位の判断が困難でした。

こうした背景から、NTTドコモソリューションズと、京都府流域下水道事務所、テムザックは本検証を実施しました。

【本検証の概要と成果】

■実施時期

2025年4月~2025年12月

■目的

京都府内の流域下水道を対象とした減肉の定量評価および管路の劣化予測

■3者の役割

  • NTTドコモソリューションズ:AIやデータ分析技術を用いて減肉の定量把握を実現する技術の検討、蓄積された点検データを用いた劣化予測や劣化要因分析の実施、本検証の企画・実行

  • 京都府流域下水道事務所:広域的な幹線管路を管理により蓄積された知見を活かした対象管路の選定、検証フィールド・蓄積された点検データの提供、本検証の成果評価

  • テムザック:高い走破性を持つ多脚式ロボット「SPD-X」の開発実績を活かした下水道管渠内でのデータ収集、運用に向けた課題の抽出

■実施内容と成果

1. 下水道管の減肉定量把握

下水道管路の劣化状態把握で特に重要となるのが、腐食による「減肉」の早期把握です。下水道管内では硫化水素などにより、コンクリートが化学的に反応・劣化して管壁の厚みが失われる「減肉」が起こります。この現象は外観からは把握しづらく、劣化部分の深さや範囲の把握を誤ると、管の破損や道路陥没といった重大事故につながる恐れがあります。このような背景から、本検証では下水道管内の点群データから減肉の定量把握が可能か確認を行いました。具体的には、まず多脚式ロボットに取り付けたLiDARにより管内の点群データを取得しました。取得したデータをもとに、新設時の管壁形状をAIにより推定するとともに、差分解析を行うNTTドコモソリューションズ独自技術(特許出願中)を適用しました。その結果、新設時と現状の差分を算出し、差分を腐食に伴う減肉と定義することで、本検証の対象とした下水道管の一部区間において、減肉の深さおよび範囲の定量的な把握に成功しました。

<主な成果>

・点群データから新設時の管壁形状を推定、差分解析により新設時と現状との差分を確認

・誤差1cm程度の精度で形状推定が可能なことを確認

・減肉の深さ・範囲を定量的に把握可能であることを確認

<将来的に期待される実業務での活用例>

・減肉量・管厚の定量測定作業の効率化

・減肉の深さ・範囲の定量把握による、修繕箇所判断の高度化

・減肉進行のモニタリングと進行度合いをふまえた予防保全の実施

図1 減肉定量把握の概要

2. 下水道管路への劣化予測モデルの適用

京都府が保有する過去の管路点検データをもとに、NTTドコモソリューションズが道路・橋梁分野で展開している混合マルコフ劣化予測ハザードモデル※2の下水道分野への適用に向けた分析を行いました。具体的には劣化が進みやすい区間の推定、期待寿命の算出、劣化に影響を与えると考えられる要因の分析を行い、周辺にカーブが存在する管路の期待寿命が短い傾向にあることなど、下水道管理者が経験則として感じていた傾向と一部整合する分析結果が得られました。

<主な成果>

・過去点検データより、検証フィールドにおいて劣化が進行しやすい区間を推定

・期待寿命の算出により、将来的な健全度の変化傾向を推定

・管路のカーブ※3が劣化に影響しうることを、データ分析により示唆

<将来的に期待される実業務での活用例>

・劣化速度の傾向をふまえた点検箇所の優先度付け

・将来的な劣化予測に基づく修繕・更新計画の最適化

・長期的な維持管理戦略の高度化

図2 劣化予測結果(管路のカーブからの距離と期待寿命の関係性)

本検証では、多脚式ロボットに搭載したLiDARにより取得した点群データを用いた減肉の定量的な把握と、過去の管路点検データに基づく劣化予測モデルを用いたデータ分析を実施しました。これらの結果の妥当性や適用範囲を評価するためには、今後さらなる検証が必要となります。

NTTドコモソリューションズは本検証で得られた知見をもとに検証を継続し、NTTグループをはじめとするパートナーと連携して自治体や下水道点検に携わる事業者への展開にむけて取り組みます。

※1 出典:国土交通省HP 下水道の維持管理

※2 「混合マルコフ劣化予測ハザードモデル」は、大阪大学大学院工学研究科の貝戸清之教授らが階層ベイズ推計手法をもとに開発した、社会インフラの健全度の推移を確率論的手法を用いて推定するモデルです。NTTドコモソリューションズと大阪大学大学院工学研究科は、共同研究として「混合マルコフ劣化予測ハザードモデル」の社会インフラ維持管理への活用を検討しており、本検証では下水道管の特性を考慮した劣化予測を行っています。

※3 本分析では、管路の進行方向が大きく変わる箇所を「カーブ」と定義し、具体的には隣接する管路区間同士のなす角が150度未満となる箇所をカーブと定義しています。

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