富士通株式会社(以下、富士通)(注1)とCarnegie Mellon University(以下、カーネギーメロン大学)(注2)は、本日、Fujitsu-Carnegie Mellon Physical AI Research Center(以下、本研究センター)を設立しました。本研究センターは、フィジカルAIの機能性や拡張性を高める中核技術の研究開発を共同で推進し、その成果を社会実装するグローバルな研究拠点となることを目指します。
研究分野と設立の目的
Fujitsu-Carnegie Mellon Physical AI Research Centerは、現実世界の課題解決に取り組むAIおよびロボティクスシステムの開発に注力してきたカーネギーメロン大学の取り組みと、そうしたイノベーションを社会に実装し次の革新へとつなげる産業界との連携を基盤としています。フィジカルAIは、将来の機械の進化を支える重要な技術であり、高度な意思決定、効率の向上、安全性の強化、そして何よりも重要な、人と重要分野において信頼して協働できる能力をもたらします。カーネギーメロン大学は、フィジカルAI分野におけるリーダーシップをさらに強化していくために、富士通とパートナーシップを結べることを大変嬉しく思います。
商標について
Terra Drone株式会社(本社:東京都渋谷区、代表:徳重 徹、以下 テラドローン)は、2026年3月17日から18日にかけ、鹿児島県徳之島の文化財調査現場において、最新のSLAM技術を搭載した「Terra SLAM RTK(以下、TSR)」を用いた洞窟内における計測デモおよび実運用を想定した実証実験を実施しました。本取り組みは、九州大学および地元の天城町教育委員会の協力のもと、産学官連携による「文化財調査現場のデジタル化」の可能性を検証するものです。
こうした課題を解決するため、テラドローンは高精度なSLAM(※1)技術を搭載したハンディ型3Dスキャナ「Terra SLAM RTK」の導入を推進しています。本製品は、歩行しながら測量精度5センチ(※2)の高精度な点群データを取得できるため、ドローンの死角となるトレンチ内部や樹木下においても、欠損のない緻密な3次元データの記録を可能にします。
今回は、九州大学および天城町教育委員会のご協力のもと、鹿児島県徳之島にて「Terra SLAM RTK」を活用した文化財調査現場におけるDX計測の実証実験を実施いたしました。現場での検証を通じて、現場における計測業務の効率化を目指します。
※1 SLAM:(Simultaneous Localization and Mapping)自己位置推定と環境地図作成を同時に行う技術 ※2 一部精度の出にくい環境がございます。
実証内容と成果
本実証実験では、当社のハンディ型3Dスキャナ「Terra SLAM RTK」を用い、洞窟内における計測デモおよび実運用を見据えた検証を実施しました。洞窟内はGNSSが利用できず、狭隘かつ複雑な地形が連続するため、従来の測量手法では計測が難しい環境です。
テラドローンは、これまでのドローンによる空中測量に加え、今回の「Terra SLAM RTK」による地上計測をラインナップに加えることで、上空・地上の双方から現場を網羅するデータ取得体制を確立いたしました。これにより、「飛行計画・計測・データ解析・成果物作成」という全工程を自社ソリューションで一貫して提供できるだけでなく、ドローンでは困難だった死角箇所の3次元データ化も可能となります。
テラドローンは、測量、点検、農業、運航管理の分野で累計3000件以上の実績を誇っています。また、当社グループを通じて提供されるUTMは、世界10カ国での導入実績があります。こうした成果により、Drone Industry Insightsが発表する『ドローンサービス企業 世界ランキング』で、産業用ドローンサービス企業として2019年以降連続でトップ2にランクインし、2024年は世界1位を獲得しました。さらに、経済産業省主催「日本スタートアップ大賞2025」では、国土交通分野の社会課題に向けた取り組みが高く評価され、「国土交通大臣賞」を受賞しました。
トゥモロー・ネットは、AIで新しい社会を創る「Visionary AI Orchestrator」として、AIに関するインフラ、プラットフォーム基盤、アプリケーション、サービス、ユーザーインターフェイスにおいて最適なAI環境の導入を支援するトータルAIソリューションカンパニーです。創業以来培ってきた豊富なインフラ導入実績を活かしてGPUサーバーを含むAI基盤の選定・運用から、自社開発のチャットボット/ボイスボット、生成AI連携、マルチAIエージェントといった最先端のAIソリューションを用いたITシステムの構築を一気通貫で提供します。社会インフラ、金融、流通、コールセンターや行政サービスなどあらゆる分野におけるAIニーズをサポートし、社会をよりよい未来へ導くことを目指しています。
「Smart Rounds」は、最新のVLM(Vision Language Model:視覚言語モデル)技術を活用することで、既存のカメラシステムを「自律して現場を監視・判断するAIエージェント」へと進化させます。これにより、自動車産業をはじめとする大規模な製造ラインや複雑な物流拠点における、安全管理の自動化と省人化を実現します。