情報源: PR TIMES
配信企業: 株式会社天地人
配信日時: 2026年4月30日 14:00
参考リンク: 公式サイトを見る
提供元タグ: JAXAベンチャー / 自治体DX / 衛星データ / AI / 水道インフラ / 漏水 / 宇宙水道局 / 都城市

JAXA認定の宇宙ベンチャー 株式会社天地人(東京都中央区 代表取締役 櫻庭康人)は、衛星データを活用し持続可能な水道事業の実現を支援する水道DXソリューション「宇宙水道局」について、宮崎県都城市上下水道局における導入事例を「宇宙水道局」の特設サイトで公開したことをお知らせいたします。本導入事例の公開は、2025年10月公開の佐賀市上下水道局に続く第2弾となります。
都城市の管路総延長は約1,900km、令和6年度の漏水発生件数は550件。限られた人員で広大な管路を維持する現場が、導入2年目で「最低でも5年は使いたい」と評価するに至った経緯を、都城市上下水道局 水道課 配水担当 副主幹 山﨑裕太氏への取材記事として公開します。
「宇宙水道局」は、2023年4月のサービス提供開始以降、累計契約自治体数が60を突破。国土交通省が2026年3月27日に公開した「上下水道DX技術カタログ」(改訂版)に実用段階技術として掲載(P187-188)されています。
1,900kmをノーヒントで歩く。年間550件の漏水と向き合う現場
南九州のリーディングシティとして知られる宮崎県都城市。水道事業は給水人口約15万6,800人、給水戸数約7万5,700戸をカバーし、管路総延長は約1,900kmにおよびます。これは北海道札幌から鹿児島県奄美大島までの直線距離に匹敵する長さです。
令和6年度には550件の漏水が発生し、そのうち約3割にあたる160件が配水管での事故でした。限られた人員による音聴調査は年間1,000km程度が限界で、「1年間に何度も同じ箇所を調査できるわけではなく、1回行ったら次の調査は翌年以降になってしまう」(都城市上下水道局 水道課 配水担当 副主幹 山﨑裕太氏)という課題を抱えていました。山﨑氏は漏水調査の本質をこう表現します。「漏水調査は“宝探し”なんです。ノーヒントで広大なエリアを歩き回って、漏水を探す」。
複数の事業者との比較検討を経て、都城市上下水道局は漏水リスク診断による調査範囲の絞り込みだけでなく、その結果を将来の管路更新計画にも活用できる点を評価し、「宇宙水道局」の導入を決定しました。組織内では、まず担当係内で技術情報を共有し、段階的に理解を広げていったといいます。「宇宙という言葉に興味を持つ上司が多く、思ったよりハードルが高くなかった」と山﨑氏は振り返ります。
『町内を全部回って』から『100m四方を回って』へ。朝の指示が変わった
導入2年目を迎えた現在、「当初は単年度のつもりだった」と振り返る山﨑氏は、宇宙水道局を「10点中7.5点」と評価。現在は「最低でも5年は使いたい」と話します。
象徴的な変化は、朝の漏水調査指示です。「従来は流量結果をもとに『この町内を全部回って』という指示だったのが、『この100m四方を回って』という具体的な指示に変わりました」。リスクが色分けされた地図1枚で現場が状況を把握できるようになり、調査員のモチベーションにも変化が現れています。「ノーヒントの宝探しから、『この辺にあるかもよ』というヒント付きの宝探しになった」。
数値としても成果が出ています。漏水リスクが高いと判定された474箇所の優先調査を開始し、1年半で2巡を完了。調査頻度の向上により、漏水の発見可能性も高まっています。また、特定の管種を色分けした管路図や地質図といったレイヤーが、都城市からの要望を受けて宇宙水道局に順次追加されています。
元警察官という異色の経歴を持つ山﨑氏は、水道事業の目指す姿をこう語ります。「漏水って交通違反と一緒で、なければいいんですよ。見つけた件数を評価するのではなく、ゼロに近づけていく方が理想です」。今後は、リスク診断の結果を管路更新計画にも反映させ、「見つける調査」から「起こさない管理」への転換を進めていく方針です。
都城市上下水道局の詳しい取り組み、導入の経緯、業務変化の具体、そして水道事業の未来については、特設サイトの導入事例ページでご覧いただけます。
導入事例ページ
https://suido.tenchijin.co.jp/case-study/article03/
「宇宙水道局」について
「宇宙水道局」は、衛星データを活用し持続可能な水道事業の実現を支援する水道DXソリューションです。2023年4月のサービス提供開始以降、累計契約自治体数*は60を突破しています。
*2026年4月現在。契約更新含む

1. 漏水リスク診断に基づく音聴調査支援
衛星データを活用した数メートル単位での管路のリスク診断により、高い解像度で現在・近未来の漏水のリスクの把握が可能です。また用途に応じて、メッシュ単位での漏水リスク診断にも対応します。漏水する可能性が高いエリアを絞り込むことで、優先的に調査すべき場所を簡単に見つけられ、効率的な維持管理を実現します。
2. 地域特性に応じた水道管の管路の更新計画策定支援
管路診断結果に基づく「健全度」(漏水リスク診断結果)と、一般住宅から重要給水施設(病院、学校、避難所など)まで、あらゆる施設や暮らしへの影響を包括的に考慮した「重要度」を組み合わせて評価することで複数の「更新優先シナリオ」を作成します。平時の漏水リスクを重視するシナリオや、災害時の社会的影響を重視するシナリオなど、地域課題や目的に応じた柔軟な設定が可能です。環境の変動を考慮したシナリオを通じて、各管路の更新優先順位を合理的かつ透明性をもって決定することで、有用性の高い計画策定を支援します。
「宇宙水道局」の本質的な価値は、長年蓄積されてきた自治体のデータと最新の衛星技術を融合させることにあります。この融合から生まれる「漏水リスクの情報」という新たな視点により、従来の音聴調査や更新計画といったアプローチが進化すると考えています。
過去の英知と未来の技術をつなぐこの取り組みが、限られた資源でより大きな効果を生み出す新しい水道事業の実現となるべく今後も貢献してまいります。
宇宙水道局 特設サイト
https://suido.tenchijin.co.jp/
会社概要
会社名:株式会社 天地人
所在地:東京都中央区日本橋1丁目4−1日本橋一丁目三井ビルディング5階
代表者:代表取締役 櫻庭 康人
事業内容:衛星データを使った土地評価コンサル
宇宙水道局 特設サイト:https://suido.tenchijin.co.jp/
公式サイトURL:https://tenchijin.co.jp/






















































